舞台『BRAVE10』(脚本・演出:ヨリコジュン)囲み会見が28日、東京・新宿の全労済ホール/スペース・ゼロで開かれ霧隠才蔵役・中村優一(29)、真田幸村役・伊万里有(29)、海野六郎役・宮城紘大(22)、伊達政宗役・小坂涼太郎(20)、服部半蔵役・遊馬晃祐(21)が作品への思いなどを語った。
本作は、『戦国BASARA 乱・世・乱・舞』や『魔界医師メフィスト』などを手がける漫画家・霜月かいり氏原作の真田十勇士の物語。2011年に連載終了したが、ファンからは熱い声援を受け続編とスピンオフが連載されるなど、シリーズを通して根強い人気を誇っている作品だ。真田幸村のもとに集った超人的な忍術の使い手・猿飛佐助や海野六郎らに霧隠才蔵も加わり伊佐那海の持つ奇魂(くしみたま)を狙う者たちと戦いを繰り広げる。
囲み会見では、それぞれの役名などを紹介しつつ、中村は「俳優人生の中でも、こんなに動き回ったことがないくらい体を動かしています。人生で一番多い!舞台も全部使っています!その熱量を観てもらえたら」と、意気込む。伊万里は真田幸村自体が人を引っ張るという設定にかけ、「人柄とかを出してみんなを引っ張っていけたら。あとは女好きということなので、女好き加減も見せていけたら」と、カンパニーのキーマンにもなっているよう。
そんな真面目な2人の後に宮城は、「僕のキャラは幸村さまに仕えている小姓なんです。僕なりに1ヶ月間ダイエット努力してきていて……」と話していると、横から伊万里が宮城の袴の裾を掴んで“何か”をアピール。すると宮城は報道陣に向けて横向きになり、なんとパンツの線が見えているというセクシーさを見せることとなり「ここの(パンツの)線にも注目してもらえれば!際どいので、この隙間を縫って“僕の僕”を観れる方がいるわけですけど……刮目せよというところで(笑)。本番中にも幸村様との約束を守るためすごいことになります!」と、はにかみながら見どころ(?)を指さした。
気を取り直して小坂は「刀も長いし、裾も袖も長い、髪も長いし背も長い。とても格好いい作品ですし、格好つけて頑張りたい」といい、遊馬は、「原作の衣装に近いですし、音楽もすごい格好いいですし、映像もたくさん使われるので演じるキャラクターを演じたい。半蔵として真田十勇士が立ち向かえるよう、最強の敵であれるように演じたいと思っています」と、抱負を。
キャラクターの魅力については中村は「基本的にツンツンしているんですけど、ヒロインに対してツンツンしながらも愛を感じる部分だったり、女の子の優しさが魅力的ですね」とのことで、伊万里は「人間味があるエピソードで噛めば噛むほど味がある」と、何度観ても楽しめる仕上がりのようだ。
中村から、「公演は5日間ですが、キャスト・スタッフともに必死に稽古してきたので、そのエネルギーを目の当たりにしてもらえたら!」と、呼びかけていた舞台『BRAVE10』は28日から7月2日まで全労済ホール/スペース ゼロにて上演!