『劇団EXILE』の青柳翔(33)、町田啓太(28)、鈴木伸之(26)、秋山真太郎(36)、八木将康(31)、小澤雄太(33)、小野塚勇人(25)、佐藤寛太(22)、野替愁平(32)が1日、東京・新宿バルト9で映画『jam』(監督・脚本:SABU/配給:LDH PICTURES)初日舞台あいさつをSABU監督とともに開いた。
虚無感を抱えるアイドル演歌歌手・ヒロシ(青柳)。瀕死の重傷を負った彼女の意識回復を望み毎日を“善いいこと”を貯金して必死に生きるタケル(町田)。刑務所からシャバに戻りヤクザへの復讐に身を焦がすテツオ(鈴木)の3人が主人公。彼らのストーリーが同時間&同じ街で交差し絡み合ったときそれぞれの人生の“因果応報”が巡る……。
午前10時台のあいさつとなったが、それぞれ個性的なあいさつで和気あいあいという感じで、鈴木が小澤の髪型をいじって、小澤が「いつもはおでこ出してるけど、髪の毛はベルサーチじゃなくて稲垣吾郎風だよ!」と、叫んで爆笑させたりと会場内の空気が温まる。
青柳はアイドル演歌歌手の役作りへ、「監督はおもしろいことをボソッと言う方なので、いろいろアイデア頂いて。撮影前にディスカッションして、『こんばんは』じゃなくて『こんばんわ』とか細かいところの指導がありました」と、しっかり作っていったよう。
そんな撮影中のエピソードへ青柳は「監督が別のメンバーの現場とかを話すんですよ。『きのう鈴木くん良かったよ』とか、次のシーンが終わると『町田くんが良かった』とか。僕負けず嫌いなところがありますけど、2人にも言っていたんですよ。その気にさせるというかそういうの大切じゃないですか」と、SABU監督がお互いを意識させて競わせていたそうだ。
町田は“変態的に一途”な役どころだったが「ブラジャーを振ったりとかもいやらしくと言われたんですけど、本編観たらカットされていたりとか、リップクリームを塗るシーンも監督から『いやらしくお願いします』と言われて。目がイっちゃってる感じで演じたら、監督がニコニコしていて、あとで女性スタッフさんたちが『イヤー!!』『キモーイ!!』と言っていたらしくて、演技としては大成功でしたね」と、エピソードも。
鈴木はといえば、「準備稿の段階ではあった台詞が決定稿でなくなっていて」と台詞を覚えたりすることに苦労があったようだった。
イベント後半にはエグゼクティブプロデューサーの『EXILE』HIROから緊急映像が届き、なんと今後『jamプロジェクト』を始動させ『jam2』を制作することを発表。これにメンバーの服装を「(元)貴乃花親方みたいと」いじっていた鈴木が「違う親方が出てきちゃいましたね」と、ビックリすれば小澤はさっそくSABU監督へ「監督!お歳暮何が良いですか?」と、次作への主役の抜てきに向けて“ゴマすり”をしだす一幕もあり、笑いに溢れていた。
そして青柳から「HIROさんから僕たちも知らなかったことを伝えられて驚いています。『jamプロジェクトを盛り上げていけるようにと思っています」と、意気込んでいた。
映画『jam』は新宿バルト9ほか全国公開中!