漫才日本一を決める『M-1グランプリ』が2日、東京・六本木のテレビ朝日内で開催。本サイトスタッフはスタジオ内で観覧したが、テレビには映らなかった最終決戦の結果発表前後の部分をお届けする。
結果としては『霜降り明星』が優勝。とはいえ、最終決戦を審査した7人の審査員を眺めていると、7人とも手で額を覆い、真剣に悩んでいる様子がありありと伝わってくる。審査のボタンを押し終えた後には、それぞれにおしぼりも配られたが、顔をぬぐう審査員が多く、審査員側の緊張の跡が伺えるようだった。
優勝発表直前は、意外と3組ともリラックスしており、これから優勝が決まるというより、1つの舞台を終えた後で肩の力が抜けたといった感じで、お互いに談笑することも。それぞれ全力を出し切って、安心したような雰囲気だ。
生放送終了後も、お互いがお互いを称えあい、『和牛』水田信二、川西賢志郎、『ジャルジャル』の後藤淳平、福徳秀介が『霜降り明星』のせいやと粗品と握手をする姿も。さらに、水田はせいやの肩をポンポンと叩くなど、優勝を逃したことを悔しがるよりも、同じ苦労してきた芸人を称えるというようなスポーツマンシップにも似た温かみを感じる一幕も見られた。
※記事内写真は(c)2018 M-1GRANDPRIX、(c)ABCテレビ/吉本興業