俳優・小栗旬(34)、菅田将暉(24)、橋本環奈(18)が28日、東京ドームシティホールで映画『銀魂』(監督:福田雄一/配給:ワーナー・ブラザース映画)ジャパンプレミアを開催し柳楽優弥(27)、新井浩文(38)、吉沢亮(23)、早見あかり(22)、ムロツヨシ(41)、長澤まさみ(30)、岡田将生(27)、佐藤二朗(48)、菜々緒(28)、安田顕(43)、中村勘九郎(35)、福田監督(48)が登壇し、クロストークなどで大盛り上がりとなった。
空知英秋氏が2004年から『週刊少年ジャンプ』(集英社)に連載している累計発行部数5100万部突破の大ヒットコミック『銀魂』が実写映画化。同作劇場アニメーションでも人気の紅桜篇が実写映像化となった。
1500人の観客が詰めかけ、誰が登場するのか期待にあふれるなか、まず登場したのは作品内でもマスコットキャラクターのような立ち位置のエリザベスと、『銀魂』らしさ全開でスタート!その後キャストたちが続々と特製の浴衣で姿を見せていたが、小栗にいたっては、おたふくのお面をして現れ、ギャグもウリの本作らしい茶目っけたっぷり!
司会からは銀時の魅力について質問が挙がると、小栗は「普段はグータラだけど、守るべきもののために戦うところですかね」と、真面目に魅力を伝えたが、撮影カメラが回っていないときの話となると、菅田が「いっぱいおいしいものを頂いて(笑)。ご飯の現場で、小栗さんが『♪銀魂音頭でギンギンギン』って歌い始めたら、その1週間後歌になっていました」と、その場の空気とノリでいろんなものが作られていった様子を伺わせた。
撮影がそんなくだけた空気だけに、本イベントも同じ雰囲気になり、菅田は神楽役を演じる橋本へ「“橋本神楽”さん!」と呼んでしまいつつ、「神楽が鼻ほじったり、ゲロ吐いたりするのが誰より楽しそうで。ついにはカメラマンにまでケンカを売り出して……」というと、福田監督が「そこNGなんです!」と止めだし、本当かどうか分からないコメントが飛び交い、当の橋本は苦笑いだった。
さらに、中村がロケでハダカにガウンを着てAV男優と言われたという話。中村の全裸で演技をする姿を見た柳楽が4度ほどNGを出してしまった話。長澤が自身の役の振れ幅が大きく「いままで芸能界に入ってやったことがない変顔」をしているという話。菜々緒と橋本がアクションシーンの撮影を頑張ったにもかかわらずたった7分でアクションシーンの撮影を終えたという菅田&佐藤のシーンより尺が短くなってしまった話。その菜々緒が笑ってしまったシーンが使われていて「裏切られた」と恨み節だったりと、次々とエピソードが飛び出し、あっという間に時間が過ぎてしまうことに。
とはいえ、新井と小栗の斬り合いシーンは力が入っているそうで、新井が「台本では2、3行『激しく斬り合っている』とあったんですけど……」というと小栗が引き継ぎ「10日撮影をやってるんですよ」と、そこは真面目に。すると、その空気に当てられたのか普段は舞台あいさつではっちゃける安田がこの日は人が変わったかのように渋い声で真面目なことを言い出し、場内を大爆笑させていた。
最後に小栗は、このイベントの雰囲気のことを挙げ「こんな映画になっていて楽しいと思います。こんな雰囲気が続いている映画ですので楽しんでください」と、呼びかけていた。
映画『銀魂』は7月14日より全国公開!