プロフィギュアスケーター・村上佳菜子(24)が4日、都内でSNOOPY SPORTS『#チャーリーブラウン選手権 優秀作品授賞式』に登場した。
チャーリー・ブラウンやスヌーピーが登場するコミック『ピーナッツ』がスポーツを頑張る勇気なども描いていることにかけ、スポーツに一生懸命取り組む子どもたちのカワイイ姿を捉えた写真や動画のインスタグラム投稿を募集するという『#チャーリーブラウン選手権』キャンペーンを展開。1400件を超える応募のなかから、優秀作品が選出となる。村上は本キャンペーンのスペシャルサポーターを務めている。
サンタ服姿のスヌーピーたちとダンスを踊るようなステップで陽気に会場に現れた村上。赤のチェックのロングワンピースだったが、「12月になるとクリスマスなので、スヌーピーたちもサンタクロースだったので、クリスマスを意識したものにしました」と、服装のコンセプトを。
今回の話を聞いたときのことへ、「小さい頃にスヌーピーの動く画を見ていたので、お話を頂いて嬉しかったです」と、喜び勇んでという感じだったようだが、「お話の中にスケートが入っているんですけど見てみたら、スヌーピーのジャンプは軸がぶれていないんです」と、玄人目線で話し会場を和ませた。
映像作品のコンテストということで、映像にまつわる思い出を尋ねると、今だから笑える話として、「初めてもらったラテンの曲で肩を回すことがあるんです。あのころの自分は一生懸命居やってるんですけ、大人たちは笑って見ているんです。今観ると笑ってしまうんですけど、そのときは一生懸命やっていたのでなんでと思って」と、可愛らしいエピソードが飛び出すこともあった。
普段は審査される側だが、今回は審査員として参加もした村上。「一所懸命頑張る姿に胸を打たれたんです」と、感動したそうで、選考で重視したポイントは、「楽しんでいるということと一生懸命ということが大切かなって思いました」とのことだった。
そして、“村上佳菜子賞”が発表されたのだが、その登壇者のうちの1人を見た村上はあ然といった顔で「ファンの方なんです!」と言い出すことに。実は、“村上佳菜子賞”に輝いた方は、もともと村上のファンで顔を見知った仲だったそうで、「動画だけ見て選んだんですけど、ビックリしました」と、目を丸くしていた。
今回、子どもが出てくる動画の審査をしたということもあり、将来村上に子供ができたらと振ると「まあ、それが理想です。幸せな家庭を築けたらと思います」と、うっとり。しかし、「子どもには何かはやらせてあげたいけど、スケートをやらせないと思います。かなり苦しい人生だったので、それを子どもにもと思うと苦しいかなって。自分のやってきたことだから鬼になっちゃうと思うんです。ちょっとそれはかわいそうだと思って。やりたいと言ったら『えーっ、やるの?』と、違う方向になんとか持っていきたいですけど、どうしてもだったら、やらせるかもしれないですね」と、現在の心境を話していた。
今年を振り返っては、バラエティーなどへも出演があったこともあり「人としても1人の村上佳菜子としても成長させて頂けたと思います」と、得るものが多かったようだが、「ここまで来たからこそ見えてきた課題もあって。言葉に詰まることがあって、体で表現することは得意なんですけど、言葉だと考え過ぎちゃって。だから、感情をうまく言葉に変えられるようにしていけたら。もっともっとレベルアップしていきたいと思っています」と、さらに自分を磨いていくそうだ。
また、フィギュアスケートに関する質問も寄せられ、今月6日から9日までの期間に開催される『グランプリファイナル』へ「日本の選手も宇野昌磨選手、坂本花織選手、宮原知子選手、紀平梨花選手とみんな注目しているんですけど、とくに女子は面白くなりそうだなって。やってる側は大変だなと思いますけど、女子はロシアから3選手、日本から3選手と綺麗に分かれているのでどう食い込んでいくのか楽しみです」と、思いを馳せていた。