アニメーション映画『シュガー・ラッシュ:オンライン』(監督:リッチ・ムーア、フィル・ジョンストン/配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン)プレミアムイベントが20日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで開かれ日本語吹き替えを担当したラルフ役・山寺宏一、ヴァネロぺ役・諸星すみれ、シャンク役・菜々緒、日本版エンドソング『In This Place~2人のキズナ』を担当した歌手・青山テルマが登壇した。
ゲームの裏側の世界を舞台に、ヒーローになれない“悪役”ラルフとレーサーになれない “ひとりぼっち”の少女ヴァネロペの冒険と友情を描いた前作『シュガー・ラッシュ』から6年。今度は2人がインターネットの世界を舞台に大冒険を繰り広げる最新作として帰ってきた!
イベントの直前には“オンラインツリー”点灯式が行われ(菜々緒 諸星すみれの100点満点のコメントに戦々恐々!山寺宏一と3人で“オンラインツリー”点灯)、勢いそのままに登壇したキャスト陣。菜々緒は「普段悪女を演じているイメージかもしれませんが、ディズニーでも悪役をやらせて頂いてます」と、さっそく自虐的に話して笑わせることに。
そんな菜々緒は本作ではカリスマレーサーで、ヴァネロペが憧れるシャンクを演じた。「レースの中では悪役ですけど、ゲームの中では姉御キャラで慕われていてるキャラクターで、私もあんな頼れるお姉さんになりたいです」と、告白しこれに山寺は「えっ!?そうなんですか!」と、驚いていたが、菜々緒としては「ついていくほうが好きなんで」と、しみじみだった。
ヴァネロペの成長が垣間見える本作。しかし、山寺としては「(諸星)すみれちゃんの成長ですよ!最初に声を当てたときは中学生で、いま19歳ですもん。僕は老いていくばかりかなって」と、目を細め、「『リロアンドスティッチ』でもコンビを組みましたけど、またここでコンビを組めて嬉しいです」と、喜びもひとしおといった様子も見せた。
さらに、菜々緒は“オンラインツリー”点灯式の際に諸星がいいコメントをしてしまったため後に続くのが難しいと訴えて笑わせていたが、諸星は壇上でもそのクレバーさを発揮。キャラクターの関係性の話の際には、「刺激を求めるタイプは、ラルフみたいな感じとかは、気づかないような部分だと思うんです。そういう気持ちもあるんなだなっていうことを、どこかで共感してもらえるようなものだと思います」といい、山寺は「僕が言いたかったこともそいうことだと思います」と、手放しで褒める一幕もあった。
ほかにも山寺は、「ラルフ以外にも、絶対わからないだろうというキャラクターをやっています。もし、分かった人がいたら家にまで行って金一封を渡したいくらい」と、こっそり演じている兼ね役もあることを予告し、ワクワク感をあおっていた。
そして、諸星から、「ディズニープリンセスたちの掛け合いとかは本当に『シュガー・ラッシュ:オンライン』ならではだと思います。目を凝らしていろんなところに注目して観てもらえれば」と、呼びかけ、菜々緒は、「試写でボロ泣きしてしまって、素直で心に刺さるテーマだと思います。新しいことに踏み出す勇気を感じてもらえれば」と、アピールしていた。
イベント後半には、青山が『In This Place~2人のキズナ』を披露し、会場一体となって手拍子など入れたりと、盛り上がっていた。
アニメーション映画『シュガー・ラッシュ:オンライン』は21日より全国公開!