“キャプテン翼”の生みの親として知られる漫画家・高橋陽一(58)が27日、都内でタカラトミーの新商品「キャプテン翼フットボールカードゲーム」の発売記念イベントに出席。「来年早々に(少年サッカー大会の)キャプテン翼カップがあるが、そこに参加する子どもたちがこのカードで遊ぶ姿が目に浮かぶよう。”葛飾”から世界に向かって、子どもたちが楽しめるものとして広まっていってほしい」とPRした。
サッカーのルールをベースにした子どもから大人まで気軽に楽しめるカードゲームで、”キャプテン翼”に登場する必殺技や名シーンを多数収録するなど、大人も思わず集めたくなるコレクタブルな要素も取り入れた渾身作。チームを越えた編成も可能で、自分だけのドリームチームが結成できる。
自身が子どもの頃は「ベーゴマやメンコをやったり、タカラトミーだとプラレールや人生ゲームでも遊んだ」という高橋先生だが、「子どもが夢中になるという意味では漫画も玩具も同じ。勝負事でもあるからどうやって勝とうか考えたりもするし、勝った喜びや負けた悔しさを感じるのも大切。漫画も玩具も子どもたちの夢を育むものなので、その経験が大人になったいまでも活きていると思う」としみじみ。
今回は自身の作品がカードゲーム化されたが、「カードゲームのなかでも自分が生み出したキャラクターたちがイキイキとプレーしている姿が表現されていて、”翼”たちが活躍するのは親としてたいへん嬉しいこと」とご満悦だ。
この日はステージ上に設置されたボードでライブドローイングを披露。その場で”翼くん”、”岬くん”、”日向くん”の3人をあっという間に描き上げたが、「ちょっと態勢がきつかったけど空いているスーペースがたくさんあったらね」と茶目っ気たっぷり。最後に複数枚のカードのなかから”石崎くん”のカードを引き、「来年は”石崎くん”のようにガッツと根性で1年を乗り切りたいと思います」とやる気満々の笑顔をみせていた。