『映画刀剣乱舞』完成披露試写会が開催！
『映画刀剣乱舞』（監督：耶雲哉治／配給：東宝映像事業部）完成披露上映会が12月27日、東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで開かれ三日月宗近役の鈴木拡樹、山姥切国広役の荒牧慶彦、薬研藤四郎役の北村諒、へし切長谷部役の和田雅成、日本号役の岩永洋昭、骨喰藤四郎役の定本楓馬、不動行光役に椎名鯛造、鶯丸役の廣瀬智紀が登壇した。
刀剣を擬人化した“刀剣男士”と呼ばれるキャラクターたちと歴史を守るために戦う刀剣育成シミュレーションゲーム『刀剣乱舞-ONLINE-』が原作。これまでにアニメが2本、ミュージカル、舞台などさまざまにメディアミックスされ、どれも大盛況となり、2018年紅白歌合戦にミュージカル『刀剣乱舞』出演も決定するなど盛り上がっているコンテンツだ。今回の物語の舞台は天正10年、京都・本能寺となり、織田信長を生存させようとする時間遡行軍との戦いなどが描かれる。
監督も含めた9人がキャラを意識したタキシード姿で客席の間に敷かれたレッドカーペットを歩くことに。和田はへし切長谷部の髪型を意識した髪型をする気合の入りぶりだったり、定本と北村がおそろいの兄弟コーデだったり、廣瀬は「お父さんお母さんレッドカーペット歩いたよ～」と、マイペースなあいさつをしたり、それぞれ個性を見せて盛り上げる。
今回、映画化にあたって鈴木は、「映画をまだやってなかったんだっていうくらいの気持ちだったんです」と、逆の驚きがあったといい、「舞台のキャストが一緒に映画に出れる人が多かったので、舞台でやってきたことを映画に反映させられればと思っていました。撮影前からそれぞれ意思疎通がとれていたので、あとは和気あいあいとトークしたりしていました」と、クランクイン前からコンビネーションはしっかりできあがっていたようだ。
さらに、舞台と映像の違いへ「舞台はお客さんに想像してもらいますけど、映像ですとセットが360度広がっているんです。実際にやってみると、砂利道が戦いにくいなとかありました」と言えば、荒牧は「本当に風を使ったらやりやすいなとかも知りましたね」と、しみじみ。
殺陣については、鈴木が「室内で戦うシーンがあるんですけど、ゲームでもある通り、刀の長さがあって戦いにくいというのがあるんです。それがあっ！本当だなって思う部分もあって。これでよく戦い抜けるなって気持ちになりました」と、よりキャラクターの心情にも近づいたという話や荒牧は、「コンビネーション技だったりとか、舞台上でやっているものが1つありましたね」と、振り返っていた。
撮影中のエピソードについては、北村と椎名が短パン姿になるのが大変だったとしみじみ。このことについて椎名が「森での撮影で森のなかには血を吸う虫がたくさんいるんです。蛭にやられたと思ったら、ブヨにやられていて」と説明していたところ、和田が「いいよそんな話！」と、声高に切り上げようとする。しかし、北村が割って入って「このおかげで鯛造がブヨのこと詳しくなったんだよ！」と、叫び返すというコンビネーション（？）を見せてワチャワチャする一幕も。
一方、廣瀬へは司会の荘口彰久からも「全員でイジって行きましょう」と言われたがどこ吹く風で。「1人だけ撮影でお休みがありました」と言いだし、ほかのキャストからその話をするよう激しくツッコまれたがこれをスルー。「趣深い話をさせていただきます」と、2017年3月7日に『鶯』と更新したブログのちょうど1年後に本作の情報が解禁されたと熱弁し「ピッタリで」と確かに趣深い話をしていたが、ほかのキャストが猛反発し、話が戻って“お休み中”にいちご狩りに行っていたことが暴露され「役作り役作り」と、ごまかして笑いを誘うことも。
さらには、鈴木が現場で甲斐甲斐しく気を使っていたといい、和田が「拡樹さんが『おなかすくと思って』とお菓子を差し入れてくれたりして」と話したり、荒牧も「撮影が終わったらホッカイロを配ってくれるんですよ。これが鈴木拡樹という男ですよ」と、いい話が続々。これに鈴木は気恥ずかしそうに、「後半は自分でネタにして隙あらばお菓子を配ってました。自分でお菓子配りおじさんって言ってました」と、茶目っけたっぷりだった。
ほかにも耶雲監督が本作の楽曲を歌った西川貴教について、「『次回作があるなら僕も刀剣男士として出演したい』と言ってました」と、出演を熱望し「黒い細いあの衣装で」と、西川の代名詞ともいえる衣装を連想させて会場を沸かせていた。
最後に鈴木から「撮影にはドローンをたくさん使ってます。それで弓でドローンを射抜いてしまいました。“大ヒット”しております。そんな願掛けもあったので失ったドローンを取り返すために頑張りたいと思います」と、うまい裏話を話し、観客達をうならせていた。
『映画刀剣乱舞』は2019年1月18日より全国ロードショー！
