スクールアイドルグループ『Aqours』の高海千歌役の伊波杏樹、桜内梨子役の逢田梨香子、松浦果南役の諏訪ななか、黒澤ダイヤ役の小宮有紗、渡辺曜役の斉藤朱夏、津島善子役の小林愛香、国木田花丸役の高槻かなこ、小原鞠莉役の鈴木愛奈、黒澤ルビィ役の降幡愛が28日、都内で劇場アニメーション『ラブライブ!サンシャイン!!The School Idol Movie Over the Rainbow』(監督:酒井和男/配給:松竹)完成披露試写会を開いた。
『Aqours(アクア)』とは、大人気となったスクールアイドルプロジェクト『ラブライブ!』の新シリーズとして2015年2月に『電撃G’sマガジン』誌上でプロジェクトが発表。静岡・沼津市の海辺の町・内浦を舞台としたオールメディアプロジェクト『ラブライブ!サンシャイン!!』としてスタートした。以降、アニメーションPV付シングル、各種ユニットシングルの発売、16年7月からのTVアニメ第1期の放送、17年10月からはTVアニメ第2期の放送、今年11月には単独東京ドーム公演など、その都度話題となった。
本作はTVアニメ第2期のその後を描いている。浦の星女学院のスクールアイドルとして参加する最後の『ラブライブ!』で優勝を果たした『Aqours』が、新しい一歩を踏み出すためにたどり着いた答えが描かれる。物語やライブシーンの楽しさはもちろんのこと、キャラクターたちの衣装もさまざまに変化があり、そちらも目を引く仕上がりを見せた。
浦の星女学院の制服衣装で9人で鑑賞後に登場したキャスト陣。伊波は「9人そろってこの劇場版を観れたことが、本当に大切な日になったなって思います」と、感慨深げ。
鑑賞してみて小林は「とにかく感動してしまって、いまみんな抜け殻みたいな感じになっています」といえば、高槻は「めちゃくちゃ可愛くて、何も言えないくらい感動しています」と、瞳を潤ませ降幡も「初めて観たんですけど、開始何秒くらいかのところで泣いてしまって。劇中の楽曲でも何度も泣いてしまって、涙なくしては観られない作品だったなと思います」という通り、キャスト陣も少し目を腫らしており、感動の出来を伺わせる。
逢田が涙した部分へは、「エンドロールで1番涙が出てきてしまって、出演する方や、スタッフの方たちの力でこの映画を作り上げてきたんだなと思うと、感謝の気持ちが湧いてきて」というと、小宮は「私たち『Aqours』がこの9人で良かったなって思います」と、万感の思いを。鈴木も「『Aqours』の輝きって本当に素晴らしくて、『Aqours』の出会いは必然だったのかなって感じました」と、メッセージを寄せた。
作品の見どころへ伊波は「可愛いと、いろんな方の愛が、私たちの始まりの地である沼津がたくさん詰まっていて」といえば、斉藤は「1言だけ。自分で演じている作品ですけど、『こんないい映画ないぞ!』と思いました。こんなに素晴らしくて、素敵な愛が詰まった作品は『Aqours』だなって思っています!」と、声を大きくし、諏訪は「『Aqours』がここに生きているなっていうのが観れました」とも。
続けて、諏訪は「関係性が変わっていったことを観てほしいなと思いますし、曲が良いので、どの曲も聴き込んでいろんな発見をして頂ければ」と話したり、伊波個人としては千歌と莉子の2人のシーンを挙げること。逢田は「観ていくなかで、見どころを探したんですけど1つに絞れなくて、オープニングからずっと最後のシーンまで、どのシーンにも大切なメッセージが込められていて。最初から最後まで、瞬きせず観てほしいです」というほど、決められないといい、降幡はルビィへ「自立をしていく彼女を見れると思います」と話すことも。
ほかにも、小林は「『Aqours』の新しい未来を観ることができたので、『ラブライブ!』大好き!『ラブライブ!』最高!って思いました」と、身を乗り出せば、逢田も「『Aqours』の1つの集大成ではないかなって」と、感じたことを伝えていた。
また、『Aqours』は大みそかの『第69回NHK紅白歌合戦』にも特別企画で出演し、『君のこころは輝いてるかい?』をパフォーマンスすることを発表もしている。今回本作を観たことを踏まえて降幡は「9人の出した答えを胸に秘めて、全力で知らない方に魅力を伝えたいです」と意気込めば、逢田は「あらためて素敵な作品と感じたので、私達も一生懸命、ステージで胸を張って頑張りたいと思います」。
伊波は、「紅白歌合戦という夢のような場所で、私たちの始まりの曲『君のこころは輝いてるかい?』を歌うことができるというのは、人生何があるか分からないと思えるようなことが起きています。それもひとえに『Aqours』を応援してくださる人あってのことですので、感謝の気持ちをたくさん込めて。そして、この9人でしかできないパフォーマンスを全力でと思っています。素敵な年越しをみなさんと過ごせたら」と、気合を入れ直していた。
また、イベント後半には酒井監督からの手紙が司会から代読され、「監督を務めさせていただいた酒井和男です。映画化が本格的に決まってから完成するまで紆余曲折ありましたが、完成して素直にホッとした気持ちです。テレビから引き続き千歌達の出した答えがサンシャインの新しい道になるようなスクールアイドル映画です。楽しみに待っていて下さい!」とのメッセージが読み上げられた。
最後に伊波から「この物語が全国にお届けできると思って、楽しみにしています。私たちも舞台あいさつが各ユニットであるので、この作品素敵なんだよということをもっともっといろいろお届けできたらと思っています。ご声援よろしくお願いします!」と、コメントを寄せその場を後にしていた。
劇場アニメーション『ラブライブ!サンシャイン!!The School Idol Movie Over the Rainbow』は2019年1月4日より全国ロードショー!
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