『乃木坂46』の樋口日奈(20)、伊藤純奈(20)、鈴木絢音(19)、女優・能條愛未(24)らが10日、東京・有楽町のオルタナティブシアターで舞台『GIRLS REVUE』(演出・構成:児玉明子)公開ゲネプロを開いた。
運命の相手とのすれ違うさまを、時代や立場を変えて何度も巡り巡る姿をレビュー形式で描いていく。女性キャストのみで構成され、耳なじみのある曲や一緒に盛り上がれる曲も取り入れるなどダンスと歌が満載で送る。
ゲネプロ前に囲み会見が開かれ4人とも制服衣装で登場。この衣装へ伊藤は「演出の児玉さんがこだわっていて、乃木坂46らしさを残しつつ、制服なので気に入っています!」と、コンセプトを明かして声を弾ませた。
初日を迎えるにあたって、樋口は「1ヶ月前からけいこが始まって、あっという間過ぎて少し怖いなというのがあるのですが、勢いのまま初日を迎えて、どんどん良いものをみんなで作りたいなと思っています!」と、意気込みを。
役どころについての話題を振ってみる。樋口は「私は全部で3役をやります。純奈とともに双子の王女ですがツンとした感じで演じていて、愛未と一緒のレビューでシマウマを演じるのが初めて自分でイメージも作りつつ、可愛らしさとか私たちの世界観を出せれば」とポイントを挙げたり「大正ロマンな感じの、私は女の子の役ですけど、和装をしているところもあって、舞台で和装をするのが夢だったので注目してほしいです」と、推す。
続けて、能條は「けいこのときからメンバーと一緒が楽しくて、公演期間が1ヶ月で大阪公演もあるので、日々ブラッシュアップしてどんどん良い舞台に仕上げられたらという気持ちです」と、気合を入れつつ、「私も3役で、2役が男役で、刑事とライオンが男役なので、しっかり演じたいです。とくに刑事の役はスーツを着ていて、ちょっと宝塚歌劇団っぽい雰囲気のイメージがあるのでそこも意識して。宝塚の先輩の悠未ひろさんもいるので格好いい立ち方とかを取り入れたいです」と、学んでいるそう。
伊藤はカンパニーの雰囲気へ「このチームワークといい雰囲気があれば、本番乗り切れると思うので私も安心してやりたいなと思っています」という話をすれば、鈴木も「仲を深めることができたのでこのご縁に感謝して」と、証言し良好なよう。そんな鈴木だが、「3人はミュージカル経験者で1人だけ経験がないので不安があります」と心情を吐露しつつも、「いままで見せたことのない顔を見せられたらと思います」と、芯の強さを見せた。
ちなみに能條といえば、昨年12月15日に『乃木坂46』を卒業して以降初の舞台。しかも『乃木坂46』メンバーと共演とあり、伊藤は「卒業してしまった能條愛未も含めて」と前置きを置いたりしていたが、能條としては「私が卒業して1発目の舞台になるので、気持ちとか覚悟がみなさんに伝わったら良いなって」と、あらためて1人で歩きはじめることへの気持ちを伝えた。
そして樋口から「この舞台に通じる縁を感じたので、舞台の良さが伝わるように、最後までけがなく頑張りたいと思います」と、呼びかけゲネプロへと向かっていった。
ゲネプロではさまざまな物語が展開。それに合わせてキャスト陣、アンサンブルの衣装もさまざまに変わっていき、目が離せない仕上がり。“あの楽曲が!”という楽曲を歌ったりする一幕もあった。
舞台『GIRLS REVUE』東京公演は10日から27日まで有楽町のオルタナティブシアターにて、大阪公演は2月1、2日にサンケイホールブリーゼにて上演!
■出演キャスト
樋口日奈、伊藤純奈、鈴木絢音、能條愛未、田代明、谷口愛祐美、悠未ひろほか