アイドルグループ『AKB48』のチーム4が13日、東京・水道橋のTOKYO DOME CITY HALLで『AKB48 チーム4単独コンサート~友達ができた~』公演を開き、会場には約2000人の観客が詰めかけた。
12日からスタートした全15公演のTOKYO DOME CITY HALLコンサート。チームAが先陣を切りチームK、チームBと続き、チーム公演ラストのチーム4が登場となる。この日は、浅井七海、稲垣香織、歌田初夏、大西桃香、岡田奈々、川本紗矢、行天優莉奈、坂口渚沙、佐藤妃星、佐藤七海、髙橋彩音、髙橋彩華、多田京加、達家真姫宝、田屋美咲、永野芹佳、野田陽菜乃、濱咲友菜、平野ひかる、馬嘉伶、宮里莉羅、村山彩希、山内瑞葵の24人が登場となった。
可愛らしい振り付けもある楽曲『猫アレルギー』から幕開けし、4曲目の『私たちのReason』まで一気に駆け抜けMCへ。岡田、村山とともに、稲垣、歌田、坂口、佐藤七、田屋、濵、宮里、山内の8人がステージに残ったが、実はこの8人はチーム4のなかでもとりわけ人見知りだそうで、それだけに岡田も指摘していたがちょくちょくトークが止まることに。しかし、これが実は、今回のチーム4の演出のポイントの1つだった……。
今回の公演は物語仕立てとなっており、メンバーたちが“秋葉原第4高校”のダンス部が来年の冬のダンス大会に出場するというストーリー。大西桃香が先生役ということでジャージ姿で現れ、岡田が「大西桃香が来たらそういうコントが始まると思ってください!」と、観客たちに呼びかけ納得したところで、先程の人見知りの8人に向けてあいさつの重要性を訴えたところで、楽曲『挨拶から始めよう』へ入っていく意表を突いたものとなった。
話の流れに沿った“春”には『青春のラップタイム』など爽やかな曲を、“夏”はユニットコーナで個人を深掘り、ダンスがうまくなってきた“秋”では、ハードなダンスナンバーと、学校で成長していくかのような曲のならびに。
そしてアンコールへ。この際には次期総監督の向井地美音が観覧に来ていたということでファンからコールの出だしを「次期総!」とのリクエストがあったため向井地が実際に先陣を切ってコールするというライブならではの展開もありつつ、ステージにはチアのようなダンス衣装を着たメンバーたちが登場。大会に出場しているという設定で息を合わせてキレキレで圧巻のダンスパフォーマンス!会場を興奮に包み、岡田から「組閣から1年間を重ね合わせて、ダンスは難しかったけど助け合って、団結力がさらに強くなったと思います」と、万感の思いを伝えた。
ほかにも中盤のMCでは、メンバー同士の暴露大会が始まり、行天が天然だという必死の訴えがされ、そのたとえにフォルムとシルエットが合体した造語“フォルエット”を作り出したという話や、時計を時刻盤というなどマイペースさが伝わってくるようなエピソードが。さらに、岡田にも髪の色から、コミュニケーションをとるため肩もみをすることまでさまざまな話題でイジられついには岡田もがっくりと床に膝をついていたが、『青春のラップタイム』での曲中に歩くような振り付けが岡田だけ、非常口のマークのようだったと特徴的ということで、「素晴らしいから見習おうって」と、尊敬されることもあった。
■セットリスト
M1:猫アレルギー
M2:チャイムはLOVE SONG
M3:今、Happy
M4:私たちのReason
M5:挨拶から始めよう
M6:気になる転校生
M7:Dear my teacher
M8:女子高生はやめられない
M9:青春のラップタイム
M10:彼女
M11:LOVE ASH
M12:片想いの入り口
M13:抱きしめられたら
M14:ショートカットの夏
M15:眼差しサヨナラ
M16:キスキャンペーン
M17:唇 触れず…
M18:考える人
M19:混ざり合うもの
M20:サイレントマジョリティー
M21:法定速度と優越感
M22:ハートの脱出ゲーム
M23:友達ができた
EN1:チーム坂
EN2:LOVE修行
EN3:清純フィロソフィー
※記事内写真は(C)AKS
※写真を公式写真に差し替えました