アイドルグループ『AKB48』チーム8メンバーが14日、東京・水道橋のTOKYO DOME CITY HALLで『AKB48 チーム8 Everybody コンサート~Come On!! Everybody!~』公演を開き、約2000人が詰めかけた。
同日はチーム8による3公演が開催され、その集大成となる3公演目。1公演目のCutiesと2公演目のFoxiesのメンバーが勢ぞろいして送るもので、坂口渚沙、横山結衣、谷川聖、佐藤七海、佐藤朱、吉川七瀬、佐藤栞、歌田初夏、横道侑里、永野芹佳、太田奈緒、山田菜々美、濵咲友菜、中野郁海、人見古都音、下尾みう、行天優莉奈、立仙愛理、川原美咲、宮里莉羅、御供茉白、伊藤きらら、岡部麟、清水麻璃亜、髙橋彩音、小栗有以、小田えりな、服部有菜、平野ひかる、長久玲奈、高橋彩香、山本瑠香、大西桃香、奥原妃奈子、奥本陽菜、春本ゆき、吉田華恋、寺田美咲、倉野尾成美、山田杏華、藤園麗が集結となった。
1公演目、2公演目と同じく野球チームという設定で進んでいく。開演前の諸注意のアナウンスは、チーム8のマスコットキャラクター・エイトくんと倉野尾成美が登場して、ウグイス嬢の無茶振りをジェスチャーとともに伝えていく。今回の公演でもエイトくんと倉野尾へは無茶な指令が飛び、倉野尾へ『エイトくんを押し倒してください』という声がかかり、倉野尾は柔道の内股をエイトくんにかけるという荒業でエイトくんを倒し、観客たちを驚かせた。
公演はパステルカラーの衣装を着たメンバーたちによる『挨拶から始めよう』からスタート。『星空を君に』、『思春期のアドレナリン』、『制服の羽根』と3曲披露し、MCへ。これまでの公演と同じく、会場が沸くようなコメントをしたメンバーには“ホームラン”や“ヒット”、スベったメンバーには“アウト”などが告げられるものに。そのジャッジにメンバーたちから「えこひいきがすごい」と声もあがったが全体的には、和気あいあいといった雰囲気に。
中盤のユニットコーナー、10曲目『へたっぴウィンク』では箸休め的な感じで寸劇が織り込まれることに。CM撮影という設定で、長久玲奈がウインクがうまくいかないということを争うドタバタがあり笑わせるものに。
終盤には、千葉県担当の吉川七瀬がレギュラー出演しているバラエティー番組『AKB48チーム8のKANTO白書 バッチこーい!』からお笑いコンビ『ドランクドラゴン』の鈴木拓が観覧に来ていたということもあり、今回の公演の感想へ、鈴木は「実は来るのが嫌だと思っていたんです。自分にできないことをやってるので……でも、来たら尊敬を超えて感動して泣きそうになっちゃって。吉川七瀬なんて番組上、諺(ことわざ)という字を“ひこ”って読んじゃうような人なんだけど、一生懸命踊っていて、涙が出そうになりました。すごく良かったです!」と話して拍手を受けたり、推しは「しおり様ですね。佐藤栞。僕の中では1番輝いてました」と、べた褒めだった。
さらに、元『トップリード』の和賀勇介も来場しており、会場を沸かせていたが、和賀はアンコールの先陣を切るように観客たちからリクエストされ、全力のコールを見せ、会場と一体となっていた。
アンコール後の3曲目『あなたがいてくれたから』では、卒業を発表している長久玲奈がアコースティックギターの伴奏で、歌っていくことに。卒業公演が2月2日と発表されたこともあり、この歌唱中、長の卒業のことを思ってか涙するメンバーが続出する、エモーショナルなものとなった。
ラスト直前にはチーム8結成5周年を記念し、4月13、14日の2日間の山梨の河口湖ステラシアターにてコンサートを開催することが大発表もあり、テンションも高いまま楽曲『47の素敵な街へ』を全員で歌い上げ、楽しい雰囲気のまま終演を迎えていた。
■セットリスト
overture
M1:挨拶から始めよう
M2:星空を君に
M3:思春期のアドレナリン
M4:制服の羽根
M5:TWO ROSES
M6:野蛮な求愛
M7:選んでレインボー
M8:飛べないアゲハチョウ
M9:ヒリヒリの花
M10:へたっぴウィンク
M11:1994年の雷鳴
M12:夕陽を見ているか?
M13:汚れている真実
M14:あまのじゃくバッタ
M15:へなちょこサポート
M16:蜂の巣ダンス
M17:Birth
M18:ハッピーエンド
M19:生きることに熱狂を!
M20:夢へのルート
EN1:一生の間に何人と出逢えるのだろう
EN2:恋する充電プリウス
EN3:あなたがいてくれたから
EN4:47の素敵な街へ
※記事内写真は(C)AKS
※写真を公式写真に差し替えました