俳優・横浜流星(22)、野間口徹(45)、奥野瑛太(32)が22日、東京・新宿バルト9で映画『キセキ ―あの日のソビト―』『愛唄 ―約束のナクヒト―』イッキ見上映トークイベントを川村泰祐監督(50)とともに開いた。
『愛唄 ―約束のナクヒト―』が今月25日に公開されることを記念し、2017年に上映された『キセキ ―あの日のソビト―』と合わせて開催されるイベント。両作とも男性4人組グループ『GReeeeN』の名曲『キセキ』、『愛唄』をモチーフにしている。公開直前の『愛唄』は、「人を好きになることを恐れないで」というストレートなメッセージを込めており、女性と手をつないだことがなく、恋ということが分からないまま大人になった青年・野宮徹(横浜)が、“友”と“詩”との出会いによって、恋に全身全霊を込めて駆け抜けていくさまが描かれる。
イベント冒頭、3人とも両作に出演しているということであいさつしていったが、横浜は『キセキ』では『GReeeeN』メンバーの1人であるnavi役を演じている。しかし、「naviと横浜……naviと徹です」と言い間違えてはにかむ姿も。
まずは、『キセキ』の際の写真が公開。横浜の写真へ黄色い歓声も飛び、野間口も「可愛い」と、語尾にハートマークがつきそうなコメントで、横浜を笑わせる。同作では横浜、菅田将暉、成田凌、杉野遥亮が演じた『GReeeeN』メンバー役の4人で『グリーンボーイズ』としてライブなども開催したが、これに横浜は「GReeeeNさん自体が大好きで、そのメンバーを演じられることが嬉しくて。グリーンボーイズとしてMステ、さいたまスーパーアリーナの舞台に立たせて頂いて、夢のようでした」と、当時の記憶に思わず笑みも漏れた。
話が『愛唄』の方へ。スクリーンには、徹とともに飯島寛騎が演じる親友の坂本龍也、清原果耶演じる伊藤凪の主要3キャラクターが勢ぞろいして、歌っているカットが映し出される。このなかで龍也役の飯島がアコースティックギターを手に歌っていたが、このことへ、「龍也という役が難しいんです。龍也はバンドでCDを2枚リリースしているという設定なのでハードルが上がっているなかなんです。飯島寛騎自体はギターを初めて触ったらしくて、彼は相当努力していて」と、飯島を称える。
さらに、横浜は「3人だからこそできる『愛唄』ができたと思います。徹のときの気持ちを思い出しながらで、いろんな感情が芽生えて、3人合わさったときに、自分でいうのもなんですけど良い曲が……というより、いいMVができたなと思います」と、手応えを感じたそう。そんな音楽活動を通して「『愛唄』を通して、聴き方も変わったし、大切な曲になりましたね」と、自身の体の中にも、曲が染み込んだそうだ。
ほかにも、徹が涙しているシーンを見ながら、横浜は、「僕はあんまり感受性が豊かじゃなくて、なんか涙を流すというのが難しいんですよね……感受性が豊かな人を見ると羨ましいなぁって思ったりして」と、本音を漏らし、川村監督も「男優さんが泣くというのは難しいんです。いろんな思いが邪魔をしているのかなという気はしているんです」と、深々とうなずく。横浜も「撮影も中盤くらいで気持ちも追いついてなかったと部分なんです。気持ちは動いているけど複雑で、監督のおっしゃる通り、感情が邪魔したりする部分があってなかなか素直にできなくて……難しかったっすね、ここは」と、当時の心境を振り返っていた。
最後に横浜から「『キセキ』がたくさんの方に愛されて、大ヒットになったので、『愛唄』も負けずと好かれる作品になってくれたらいいなと思います」と、メッセージを残し、その場を後にした。
映画『愛唄 ―約束のナクヒト―』は25日より全国公開!