元『NMB48』でタレント・須藤凜々花(22)が、今月31日をもって芸能界から引退することを、所属事務所を通じて発表した。
「お世話になった全ての皆様へ」と題して、コメント全文は以下のとおり。
お世話になった全ての皆様へ
心身ともに、体調不良が続き、お休みを少しさせていただいておりましたが1月いっぱいをもって、芸能活動を終了させていただくことになりました。
突然のご報告になり、申し訳ございません。
私は、哲学者になるという夢を抱いて、NMB48に加入しました。そして、メンバー、スタッフ、そして何より応援してくださったファンの皆様から、多くの哲学を学びました。
そんな恵まれた環境にいながら、芸能界で活動をすることに、私の中で、葛藤が生まれ、皆様に支えられながら、活動を続ける中、葛藤がどうしても消えず、このまままでは申し訳ないと考え決意しました。
結婚のときや今回の決断など、いつも自分の意志を貫かせていただいて、ご迷惑をたくさんおかけしていることを本当に申し訳なく思っています。
約5年4ヶ月芸能界で、いろいろな経験を積ませていただいたことは、感謝の気持ちでいっぱいです。
芸能界からは、離れますが、自分の意志を貫いて、悔いのない人生を送っていきます。
そして今は、まず第1歩として、大学入学試験に向けて、夢を叶えるために勉強を頑張っています。
いつの日か「哲学者」須藤凜々花でお会い出来たらと思います。
今まで本当にありがとうございました。
須藤と言えば、2017年6月に沖縄で行われた「第9回AKB48選抜総選挙」の開票イベントで、20位になった際に「初めて人を好きになりました。私、NMB48須藤凜々花は結婚します」と、突然の結婚宣言。その後、ファンやメンバーに謝罪した上で、同年8月末にNMB48を卒業。昨年4月に一般男性と結婚するなど、“破天荒なアイドル”としての印象が強い。
そんな一方で、2017年12月には高校卒業認定試験に合格。2018年2月に大学受験に挑んだものの失敗。浪人して2019年の合格を目指しており、NMB48加入時より公言していた、「将来の夢は哲学者」の実現に向かって、真剣に努力を続けてきた。
「最も尊敬する哲学者はニーチェ」で、ニーチェの名言「人生を危険に晒せ」を、2016年3月に上梓した自身初の哲学本『人生を危険にさらせ!』(幻冬舎、堀内進之介との共著)のタイトルにしたほど。