お笑いコンビ『よゐこ』の有野晋哉(46)、女優・池田エライザ(22)、エッセイスト・辛酸なめ子氏が23日、都内で『みんなが選ぶ!!電子コミック大賞 2019』授賞式に登壇した。
エヌ・ティ・ティ・ソルマーレがサービス提供している電子書籍配信サイト『コミックシーモア』が、電子コミック市場のさらなる発展及び、電子書籍利用促進のために実施する賞。昨年11月6日からの4週間にわたり、投票がありその発表となる。大賞は『LV999の村人』、男性部門は『ゆうべはお楽しみでしたね』『鬼を飼う』、女性部門は『この男は人生最大の過ちです』『蒼竜の側用人』が輝いた。
3人とも漫画に初めて触れた時の思い出について質問が飛び、池田は「年長さんのときにコロコロコミックスとか。ポケモンとかマリオの漫画を読んでいました。兄がいるので少年ジャンプデビューは早くて」というと有野も「コロコロコミックスですね」と、しみじみ。辛酸氏は往年の名作少女漫画『キャンディ・キャンディ』を挙げたが池田は「『キャンディ・キャンディ』にはイライザって意地悪なキャラクターがいるじゃないですか。その子のイメージですごく意地悪な子だと思われるんです」と、意外な“被害”に遭っていたそうで「そんなにクラスカーストも高くない方だったんで、『そんなことない!』って(苦笑)」と、苦労もしたそうだ。
作品に影響を受けることも多いという池田は「服装とか口調も影響受けちゃうんです」と話していたが、1つ実例を挙げてもらうとねこます氏が扮するバーチャルYouTuberの“バーチャルのじゃロリ狐娘Youtuberおじさん”を挙げ、「“のじゃロリ”は語尾に『のじゃ』みたいなことを言うんです。頭の中が『のじゃ』『のじゃ』してきて痛い子なんです(苦笑)。マネージャーが心配するので、普段は口に出しません(笑)。頭の中で『のじゃ』って言っています」と、告白して報道陣を和ませていた。
さらに、有野は「ぜひ漫画の原作をやりたいと思いました」と話していたが、ではどんな作品がいいかと尋ねると、「何かの体験ものが面白そう」といい、池田は「エンタメは描けないと思うので、ちょっと暗い話になると思うけど群像劇。10代の気持ちが何も決まっていない時期のお話とか。小説家になりたくてそういう小説をいっぱい書いていたんです。あとはパラレルワールド系とかも、想像で書いて楽しそう」と、想像を膨らませた。
続けて、池田には出演したい漫画原作の作品も質問が飛び、「今後はアクションをやってみたいので、『東京喰種』や『進撃の巨人』に呼んでいただけるように精進します」と、今後の活動へ気合を入れていた。
イベントに参加してみて、辛酸氏は、「きょう登壇された先生方が真剣に取り組んでいるのを見て感動しました。私も業界の末端にいるので、電子コミックに夢や希望を感じました。これからも発展を願っています」と、背中を押し、池田も「きょう登壇された方々が、心を込めて作ってらっしゃるものを演じる身としては、まずは登壇されたみなさんの期待を裏切らない。漫画も好きで映像も好きでというおもしろいエンタメの業界を作っていけるように私も頑張りたいと思います」と、気持ちも引き締めていた。