“キスマイ”の愛称でも親しまれているアイドルグループ『Kis-My-Ft2(キスマイフットツー)』の北山宏光(33)、女優・多部未華子(30)が7日、東京・台東区の今戸神社で映画『トラさん~僕が猫になったワケ~』(監督:/配給:ショウゲート)トラさん招き猫でヒット祈願!イベントに登場した。
突然死んでしまった、いい加減で能天気な売れないマンガ家・高畑寿々男(北山)が、猫・トラさんの姿になり妻・奈津子(多部)ら家族の元に戻ってきて過ごす、ファンタジーな世界観が合わさった感動のストーリー。今回イベント会場となった今戸神社は、ペアの大きな招き猫が祭られていることが有名と猫に縁があることから開催となった。
100人のギャラリーを前に和装で登場した2人。北山は「アイドル誌でたまに着させていただきますけど、神社に来れて嬉しいです」と、ニッコリ。
イベント前にご祈祷もしたが、そのとき考えていたことへ、「売れろ!売れろ!!って。たくさんの人に観てほしいなって。たくさんの方々の気持ちを背負ってお祈りしてきました」と、気持ちを披露しつつ、「初映画、初主演、初猫で忘れられない作品になったなと、自分でも振り返って忘れられない作品になったと思います」と、感慨深げ。
お互いの第一印象へ北山は、多部へ、「人見知りなのかなって思いました。楽屋に帰ったら、空き時間10分でも本を読んでいたりとか。それで、『一緒にご飯食べよ』という感じで誘ったり、途中からは気持ちいいくらいサバサバしていて」と、さまざまに挙げたが、多部は“一緒にご飯”の部分へ、「狭いところだったので、食べようよと言われたら断れなくて」と、さっそくサバサバした感じを見せ笑いを誘う。
逆に多部は北村へ「グループの中でどんな立ち位置なんですか?」と唐突に問いかけ、北山は「たまにイジられ、たまにイジりみたいな感じです」と、首をかしげながら返答。すると多部は「イジられまくってましたよ。裏では」と言い出し、北山はイジっていたのは多部だと指摘しつつ、北山は「スタッフさんもイジってくるようになったので“多部化”してくると呼んでました」と、苦笑いすると、多部はここでも「イジりやすいキャラなので、そういう立ち位置なんだろうなって」とサバサバ。
そんな多部とは対象的に、多部の母は違うようで「私の母親が1番好きなアイドルなんです。この前母にあったら一番格好いいわと言ってました」と、推しというエピソードも披露していた。
さらに、見どころについては、北山が寿々男の奈津子の会話のシーンを挙げ「最後2人で会話するわけではなくて笑い合うシーンがあって、そこに全部が現れているんじゃないかなって」とアピール。多部は、「猫の姿ですかね。飯豊まりえさんとのシーンはとてもいいシーンだなと感じました。それに、トラさんになるときの姿を見たんですけど、肉球をつけてもらっていてその後姿が忘れられませんでした」というと、北山は「猫スーツ着ているときはいろんな人に甘えてました」と、“デレ”ていた思い出も話していた。
イベント終盤には、この作品の魅力を問われ、「家族愛かなぁ……家族愛ですね。家族とかで観に行ってほしいですね。お父さんとかに、こういうのやってるんだと連れて行ったら。お父さんが1番号泣して帰るというのがいいかなぁ。重ねる部分はいろいろ違うと思いますけど」と思い浮かべたり、「待ちに待った公開ですけど、素晴らしいスタッフ、キャストさんたちと愛情を注ぎ込みました。ぜひ会場へ足を運んでもらえれば!」と、呼びかけていた。
ほかにも、「トラさん大ヒット!」という掛け声でトラ柄に装飾された特製“トラさん招き猫”をお披露目。同神社に飾られることが明かされ、これには北山も興味津々といった様子だった。
映画『トラさん~僕が猫になったワケ~』は15日より全国ロードショー!