シド初の単独囲み会見が開催！
ヴィジュアル系ロックバンド『シド』のヴォーカル担当のマオ、ギター担当のShinji、ベース担当の明希、ドラム担当のゆうやが11日、東京・渋谷のHMV＆BOOKS SHIBUYAで『SID ぴあ』（ぴあ）発売記念イベントを500人限定で開いた。
2003年に結成され今年結成15周年を迎えた『シド』初のビジュアルブックが発売。メンバーへのインタビューのほか、メンバーそれぞれのチャレンジ企画での対談など、これまでに見ることのなかったシドの魅力をより深く知ることのできる仕上がりだ。
100人限定のトークショーを前に囲み会見を開いた『シド』。本書を手にとってみて、マオは、「このお話を頂いてすごく楽しみにしていたんですけど、自分が思っていたよりボリュームがあってファンの子は楽しいんじゃないかなって。ファンのみんなも参加型の本と聞いているので楽しみにしてきました」と、笑みを見せればShinjiも「内容のすごく濃いものができたなって」と、手応えを感じたそうだ。
本書は、メンバーそれぞれが関係の深いゲストとの対談をしていることも特徴。マオは、書籍の中で自然光での撮影を嫌っていたと記しているといい、それでも、写真家・柏田テツヲ氏と自然光の中撮影している。このことへマオは「とくに自然光を嫌っていたわけではないんです。でも、昔もうちょっと太っていて、光で飛ばしていたんです。それがなくなるのがキツイなと思って、自然光を避けている感じだったんです（苦笑）」と、理由を話しつつ「今回スタイリストさんも含めて自然な感じの『シド』を撮りたいと言ってくださって、自分でもすごく気に入っています」と、仕上がりに胸を張った。
Shinjiはタベアルキスト・マッキー牧元氏と大好きな『サッポロ一番』のアレンジメニューを楽しんだこと。明希はゲームデザイナー梅村祐玄氏と「個人としても『シド』としてもなにか一緒に作品を作ったり、コラボしたら夢が広がるなって」と、思い浮かべたり、ゆうやは元サッカー日本代表の巻誠一郎氏との対談で「巻選手僕のことお笑い芸人だと思っていて、『そんな仕事してたんだね』と言われてやっとわかってもらえたと（笑）。もちろん冗談だと思いますけど、この対談で本業の顔を見せることができたと思います」と、2人の仲のいい関係性を伺わせるようなコメントも。
本書の中で印象的だった企画へマオは、「ランキングみたいなものがあって、ファンの方から、つらいとき悲しいときに聴く曲はというなかでぶっちぎりで『循環』というデビューしたてのころの曲が入っていて。勇気づけるバラードをつくってきたりもしたのに『循環』というのもが驚きました。普段アンケートをとることもないので、ファンの方たちと距離がちょっと近くなったような気がします」と、しみじみ。
河村隆一、つんく♂、『GLAY』TERU、『氣志團』綾小路翔、LiSA、『GRANRODEO』らといった豪華アーティストからのメッセージも寄せられているが、ゆうやは「全員です！」と4人でうなずきあう。あえて1人挙げてもらうと、Shinjiは『GRANRODEO』の●ギタリスト・e-dukaを挙げ「一緒に飲みに行ったりしていて、個人的にギタリストとして尊敬していて、メールでギターの奏法を聞いたりすることもあるんです」とのこと。明希はLiSAといい「去年、『シド』として『ASH』という楽曲を提供させて頂いて、すごく温かいメッセージを頂いてすごく嬉しかったんです」。マオはつんく♂が久々でもしっかり自分たちを覚えてくれたことや「イベントでハワイで一緒にやってよと言ってくれたのも楽しみです」と、声をかけてくれたことが嬉しかったそうだ。
ちなみに、『シド』が単独で囲み会見を行うのはこれが初。ということで、その感想も尋ねてみるとマオは、「メンバーがいつもどおりにやろうとしているんですけど、みんな緊張しています（笑）。記者のみなさんがいっぱいいてすごい圧です。言葉遣いが変わりますね。普段イケイケな感じなのできょうはおしとやかです」と、違いもあるそうだ。
また、2月3日生まれの明希、2月8日生まれのShinjiの誕生日が近かったということでサプライズのケーキと花束がスタッフからプレゼント！これに明希もShinjiもまじまじとケーキと花束へ見入りニッコリだった。
『SID ぴあ』は2000円（税抜）で好評発売中！
※追記に伴いタイトルも変更しました。
サプライズを知らされビックリの4人
