声優で歌手・羽多野渉が3日、埼玉・大宮ソニックシティでライブイベント『Wataru Hatano Live Tour 2019 -Futuristic-』初日公演昼の部を開いた。
昨年12月12日に4年ぶりとなる2ndアルバム『Futuristic』をリリースした羽多野。そんな羽多野の1年ぶり4度目となるライブツアーで、大宮ソニックシティと、大阪・Zeppなんば大阪の2都市で公演を開催する。
オープニング映像が映し出された後、スモークで白く染まったステージにシルバーのメタリック素材を使ったパーカー姿で現れた羽多野。「Futuristicへようこそ!一緒に楽しもうぜ!」と、観客たちに呼びかけ、場内の温度を上げるなか、『Futuristic』内の新曲『Truth For』からライブをスタートさせ、客席からは黄色い悲鳴が巻き起こる。
アルバム収録の新曲『realize』では、ライブコンセプトである“未来”をイメージし、会場中をレーザーがクロスする演出に会場は一気にヒートアップ!“ダンデビ”との略称でも親しまれているTVアニメ『Dance with Devils』OPにもなった『覚醒のAir』では、TVアニメのアクションシーンを再現するかのような華麗なダンスも。続けて、3曲を歌った羽多野は「最初から飛ばしすぎと思われたかもしれません……」とはにかむと、客席は笑い声にあふれた。
「コール&レスポンスしてください!」と呼びかけた劇場版『Dance with Devils-Fortuna-(ダンス ウィズ デビルズ フォルトゥーナ)』主題歌の『KING & QUEEN』では、曲中でステージから客席へ降りて間近で歌声を届ける演出。本人が「振りを一新して挑みます!」と語ってパフォーマンスをした 『Mach 1.67』(マッハイッテンロクナナ)では、キレのあるダンスと同曲にまつわる思い出も。
同じくアルバム収録の新曲『I Give U My…』では、ステージに再現された部屋を駆け回る猫のシルエットと一体になった演出で楽しませた。ここで衣装チェンジとなりシックな黒のジャケット姿で現れ、『記憶の底の未来の君へ』で会場のボルテージは一気にヒートアップ!
ライブの後半の最初は、ダンサー1人ずつが圧巻のソロダンスでステージを舞うと、続いて羽多野自身もキレのあるソロダンス、そのまま、ダンサー4人と羽多野のコンビネーションダンスでは、5人の息がぴったり合った演出で魅せた。
『I‘ma Voice Actor』では「ソニックシティって響きが厨二っぽくて好き!」と、この日の会場に合わせてセリフをアレンジし、曲終わりには、「声優である自分にとっても名刺代わり、大切にしている楽曲です」。続いて、雪の結晶が舞い落ちる映像を背にTVアニメ『ユーリ!!! on ICE』ED『You Only Live Once』で会場を盛り上げると、アルバムリード曲でもある新曲『CAPSULE HEART』を披露してあふれる声援の中ステージを降りた。
鳴り止まないアンコールに迎えられ登場すると、アコースティックギターの弾き語りで『Never be too late
告知コーナーでは、2017年5月17日(水)に発売された羽多野渉アーティストブック「Wataru Hatano 5th Anniversary☆Artist Book『Grateful』」が、3月4日よりBOOK☆WALKERほか電子書籍ストアで順次配信されることが発表された。
お知らせとグッズコーナーの後、ハートの可愛らしい演出が入った7thシングル『ハートシグナル』で客席を盛り上げると、羽多野渉のライブでは毎回恒例の“タオル曲”『Sing and Dance!』へ。羽多野自身によるタオルの振り方のレクチャーをした後、客席と一体となって、一斉にタオルを振る演出に会場中の熱気は最高潮!
そしてデビューシングル『はじまりの日に』をラストに「この曲を歌うと初心に戻ります。未来へ進む勇気をみなさんからもらいました」と、ファンへ気持ちを伝え、拍手が送られるなか昼の部公演を終えた。
『Wataru Hatano Live Tour 2019 -Futuristic-』大阪公演は10日にZepp なんば大阪にて!