劇場アニメーション『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.3 恩讐の彼方に__』(配給:東宝映像事業部)初日舞台あいさつが8日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで開かれ狡噛慎也役・関智一、塩谷直義監督、サプライズゲストに梶裕貴、中村悠一が登壇し、会場は盛り上がった。
アニメ『PSYCHO-PASS サイコパス』は、人間の心理状態を数値化し管理する近未来社会を舞台にした警察機構のSFドラマ。2012年10月にTVシリーズ第1期が放送され人気を呼び、14年7月には1期に新規カットを追加して再編集した『新編集版』が、同10月からはシリーズ第2期『PSYCHO-PASS サイコパス 2』の放送、15年1月には『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』が公開されそれぞれ大ヒットを飛ばした。今回公開の作品は、3部作となっており1月25日に、霜月美佳×宜野座伸元の物語となる『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.1 罪と罰』が、2作目は須郷徹平×征陸智己の物語となる『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.2 First Guardian』がそれぞれ公開され、いよいよ、ラストを飾るものとなる。
まずは、関と塩谷監督が登壇。本作へ、関は、「Case.2アフレコのころ、ちょうどCase.3のシナリオ制作が佳境の時だったんですが、塩谷監督から、Case.3のシナリオを制作するにあたり、狡噛ならどういうリアクションをとると思うかなど、聞いてきてくださって、僕=狡噛という風に捉えてくださっていて、とても嬉しかったです」と、気持ちが高まったのだとか。
塩谷監督は、作品のために、「戦闘シーンの研究も兼ねて、軍事的レクチャーを受けに訓練施設に行きました。そこには元自衛隊の方や元警視庁特殊部隊の方がおられ、こういうシーンにはどういう戦術がいいか、耐えうるシュミレーションプランを教えていただきました。そのおかげで、本格的な戦闘シーンが描けたと思います」と、こだわったポイントをトークしていた。
そして、会場ではTVアニメ第三期『PSYCHO-PASS サイコパス 3』の制作が決定したことが発表。キャラクター原案を手掛ける天野明氏の描き下ろしビジュアルの公開や、第三期のメインキャラクターとなる公安局刑事課一係の監視官として、慎導灼(しんどう・あらた)役を梶、炯(けい)・ミハイル・イグナトフ役を中村が演じることも合わせてアナウンスされた。
これに梶は、「以前、『PSYCHO-PASS サイコパス』のゲーム版に出演させていただいたのですが、僕自身とても好きな世界観の作品だったので、今回の第三期に参加できることになりとても嬉しかったです」と、笑みを見せ、中村も、「参加させていただく前からとても楽しみでした。アフレコがすでに始まっているんですが、現場のモチベーションが高く、収録もハードで疲れるのかなと思っていましたが、とても楽しく演じさせていただいています」と、感触を話していた。
『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.3 恩讐の彼方に__』全国にて公開中!
※記事内写真はサイコパス製作委員会
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