『映画 少年たち』(監督:本木克英/配給:松竹)初日舞台あいさつ&“映画と実演”が29日、東京・丸の内ピカデリーで開かれ、アイドルグループ『SixTONES』、『Snow Man』ら14人とともに本木監督が開いた。
1969年の初演からジャニーズの伝説として語り継がれている舞台『少年たち』を映画化。心に深い傷を持ち、それぞれの事情を抱えて少年刑務所に収監された少年たちの悩みや葛藤が、オリジナル楽曲とダンスに乗せてぶつかり合い共鳴を起こす、ミュージカル的な仕上がり。ジャニー喜多川氏の手がけた舞台の初映像化となり、本作がジャニー氏が製作総指揮を執っている。
この日は、『SixTONES』からジェシー、京本大我、髙地優吾、松村北斗、森本慎太郎、田中樹、『Snow Man』から岩本照、深澤辰哉、渡辺翔太、阿部亮平、宮舘涼太、佐久間大介、『Travis Japan』から宮近海斗、『7 MEN 侍』中村嶺亜が登壇となったが、開演時間になると14人で客席の間を縫いながら『Fire Storm』をパフォーマンスしながら登場するという華やかな幕開け!
田中と深澤がWMCで進行することとなり、作品が47都道府県で上映されることへ格別の思いがあるとともに「東西のジャニーズJr.がこんなにも集まるなかで作る機会があるというのが嬉しくてありがたい」と、しみじみ。
見どころについて、ジェシーが「ピアノのシーンがいいよね」と、弾くようなお茶目なジェスチャーを見せるとキャスト陣から「ねえよ!(笑)」「別の作品の話をしている!」と、ツッコミが入って笑いを誘う。そこでジェシーは襟を正して、「冒頭の8分間の長回しのショーじゃないでしょうか」と、しっかりアピールした。
撮影の思い出としては『関ジャニ∞』の横山裕の演技が良かったといい、「めちゃくちゃ怖かった、空気感も怖さがあって」と、演技力に呑まれそうになったのだとか。ほかにもさまざまな話題を、クロストークしながら和気あいあいに披露し、たびたび観客の笑いを誘った。
イベント中には4月13日よりされる『第9回 北京国際映画祭』に本作が正式出品されることが発表され、これには観客達もどよめいた後に喜びの声を上げた。
岩本から「『少年たち』という受け継がれている作品はジャニーさんのたくさんの愛が詰まった作品です。関西ジャニーズJr.、『関ジャニ∞』横山(裕)くん、『A.B.C-Z』の戸塚(祥太)くんと携われたのも良かったなと思います。半世紀以上受け継がれる作品にできたらと思っています」といえば、京本は「僕たちは4年間舞台での歴史もあって、やらせて頂いてきて、ひしひしと感じていたものがあったので、それを映画化という形で思いを乗せられたのは本当に嬉しいことなので、もっともっと盛り上げていきたいのでよろしくお願いします!」としみじみ。
そしてジェシーから「ジャニーさんがやりたかったこと、ジャニーズの良さがたくさん出ていると思います。友情だったり愛情だったり、いまどうして生きていけばいいかというのを考えるところもあると思いますので、日頃思うことがあったら、みなさんで話しあって、この作品素晴らしかったよというのを届けてもられば」と、呼びかけていた。
そして本木監督からは「みんなものすごい人数が出てきていろいろな役をやったけど、舞台とは違うお芝居をしてた。良かったよ」と、声をかけるとこれには深澤らが「ありがとうございます!」と、嬉しそうに頭を下げる一幕も。さらに、本木監督は、「歴史あるジャニーズをこの映画を作りながら知ることができました。ここにいるジャニーズの新しい世代を、みなさんの力で芸能界のど真ん中へドーンと出して頂ければこの上ない喜びです」と、背中を押していた。
舞台あいさつの終了の際にも、パフォーマンスがある豪華なものとなり、『DayBreaker』を披露して沸き返るなか終演を迎えていた。
本イベントは、“映画と実演”と銘打っているが、これはジャニー氏の実験的な試みで、映画の出演者が映画館に登場しパフォーマンスを繰り広げるというもので、29日から4月7日までの10日間連続で計34回同所にて開催する。この日は、“映画と実演”部分もメディア向けに公開され『Overture』でキャスト陣が客席の間から飛び出してくると、『JAPONICA STYLE』、『VI Guys Snow Man』、『夢のHollywoodk×SAMURAI』、『DayBreaker』、『君にこの歌を』、『僕に聞くのかい』の6曲をメドレー形式で披露。映画館が、ライブステージに早変わりとなり、ファンたちを楽しませていた。
『映画 少年たち』は絶賛公開中!
※追記に伴いタイトルも変更しました。
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