アニメーション『劇場版トリニティセブン -天空図書館と真紅の魔王-』(監督:錦織博/配給:エイベックス・ピクチャーズ)公開記念舞台あいさつが30日、東京・新宿バルト9で開かれ春日アラタ役の松岡禎丞、浅見リリス役の原由実、リーゼロッテ=シャルロック役の東山奈央、アビィス・トリニティ役の前野智昭、錦織監督、原作者のサイトウケンジ氏が登壇した。
シリーズ累計350万部を超える人気コミックス『トリニティセブン』。魔王の素質を持つ主人公・春日アラタと、彼を取り巻く「トリニティセブン」と呼ばれる7人の美少女魔道士たちのスタイリッシュ魔道バトルアクションとなっている。2014年10月に1クールでTVアニメ化され、その3年後の17年に劇場版第1弾が公開されスマッシュヒットを飛ばした。
舞台あいさつでは、松岡は、2年ぶりにアラタを演じられたことへ喜びを。しかし、2年前の劇場版第1作の舞台あいさつにはスケジュールの都合で登壇がなかったということがあり、原から、きょういること自体をイジられ、松岡も恐縮といった様子。とはいえ、観客からも「おかえりー!」と、声が飛ぶほどの愛されぶりを見せた。
さらに、松岡はゲストキャラクターとなった前野へ、「智(とも)さんという先輩も来てくれて、自分の中で思い切りやれたというのもあるので楽しかったですね」と、思い切り胸を借りれたのだとか。
すると前野も、「業界でも弟のように思っている禎丞が作り上げてきた作品に先輩・後輩という感じの役どころで出演できて、感慨深い思いで迎えさせて頂きました」と、目を細めた。
アニメ『トリニティセブン』といえば、“これでもか”というほどアラタにラッキースケベな展開が降りかかることが特徴で、松岡もそのことへ具体例を挙げながらうなずいていたが、本作では東山が演じるリーゼロッテのセクシーボイスもある。司会から話が振られた際に東山は、質問を忘れるほど大テレで、「演じている最中は永遠に終わらない感じがして……すごい……うん、朝から観るもんじゃないよ(苦笑)」と、顔も真っ赤で恥じらっており、これにはキャストも観客も大盛り上がり。
この話題を振るのがセクハラになってしまうのではないかと前野は心配していたそうだが、声優としては高い技術だったと褒め、錦織監督も「100%東山さんが作っています」と、“舐める”シーンなども東山自身が作っている音であることを明かして、さらに東山を照れさせる結果に。そんな恥ずかしさ全開な東山とは対照的に、そのシーンのアフレコは1発OKだったため、逆に東山はスタッフから遠慮して気遣われているのか心配になり思わずうまくいったのか聞いたというエピソードも披露された。
ほかにも、本作では、オシャレな音楽などが健在で楽しめるが原は曲の豪華さも挙げつつ、自身も挿入歌などを歌っていることへ「レコーディングのときも涙が出そうになるくらい難しい楽曲でした」と、苦労を垣間見せていた。
そして松岡から最後のあいさつとなったが、設定をちょっと間違ってしまいしどろもどろになる一幕もあって盛り上がりつつ、終演を迎えていた。
『劇場版トリニティセブン -天空図書館(ヘブンズライブラリー)と真紅の魔王(クリムゾンロード)-』は絶賛公開中!
※記事内写真は(C)サイトウケンジ・奈央晃徳/KADOKAWA/トリニティセブンH.C.製作委員会