ジャニーズJr.でアイドルグループ『SixTONES』のジェシーが14日、中国・北京で開催中の第9回北京国際映画祭で『映画 少年たち』(監督:本木克英/配給:松竹)舞台あいさつに登壇した。
本作は、1969年の初演からジャニーズの伝説として語り継がれている舞台『少年たち』を映画化。心に深い傷を持ち、それぞれの事情を抱えて少年刑務所に赤房、青房、黒房と区分けされ収監されている少年たちの悩みや葛藤が、オリジナル楽曲とダンスに乗せてぶつかり合い共鳴を起こす、ミュージカル的な仕上がり。ジャニー喜多川氏の手がけた舞台の初映像化となり、本作がジャニー氏が製作総指揮を執っている。第9回北京国際映画祭の『パノラマ部門(北京展映)』に選出されており、初海外映画祭上映されるという快挙に、メインキャストであるジェシーが訪中することとなった。
まずは、前日の13日。北京空港の到着ゲートからジェシーが姿を見せると、北京のみならず、上海や香港からも駆けつけたファン約200人から悲鳴のような大きな歓声が!この熱烈歓迎ぶりにジェシーも驚いた様子を見せつつも、“みなさんこんにちは”を意味する、「大家好(ダージャハオ)」と声をかけ、一層大きな歓声が空港に響き渡る一幕があった。
そして14日、北京国際映画祭で初めての舞台挨拶付き上映がパノラマ部門のメイン会場であるチャイナフィルムアーカイブで開催。。600席の会場は2分でチケットが完売となるほど期待値は高く、会場にはスタンド花も数々届き、中国のファンの熱気を伺わせた。
上映あいさつ前には、weibo(微博)と中国最大メディアのチャイナメディアグループの取材を受けた後、少し緊張の面持ちでジェシーが登壇。満員の観客を前にジェシーは、「僕は今回初めて中国に足を踏み入れると同時に、初めての映画祭参加です。みなさん温かく迎えて頂き感激しています」と、まずは英語であいさつ。続けては、「この映画の初めての海外上映が北京で嬉しいです。みなさんがこの映画を気に入って頂けたら幸せです」と、北京語でもあいさつをすると、会場からは大きな拍手と“かわいい!”という歓声が。
司会者との質疑応答に続き、一般客から、撮影で「一番好きなシーンは?」「北京の印象や、昨日なにを食べたか?」などの質問にジェシーも笑いを交えながら答え、始終穏やかで和気あいあいな舞台あいさつとなっていた。
ジェシーは舞台あいさつを終え、「会場のお客さんがみな盛り上がってくださって嬉しかったです。客席も満席でしたし、ホッとしました。これを皮切りにこれからも世界に発信していけるように頑張たいですね。その第1歩になったんじゃないかと思います」と、胸をなでおろす。
さらに、北京に降り立った感想を問うと、「広すぎて、目的の場所に行こうとしても距離が長い。スケールが大きいと感じました。そして、空港にファンの方が大勢待ち受けてくれていて、嬉しかったです。映画祭で海外に行くのは初めてなので緊張していたんですけど、ありがたかったです。次はライブとかで『SixTONES』で来れたら嬉しいです」と、抱負が返ってくることも。
600席が2分で完売したことへは、「間違いじゃないですよね?(笑)」と、ニコニコとしつつ、「海外でも広められるっていうことが、ありがたいですね。ずっとやってこられた『少年たち』という舞台を映画化して、それを世界に発信できるということが、ジャニーさんが1番喜んでくれていると思います。そして、そんな素晴らしい作品にかかわることができて、とても光栄です。ジャニーズのミュージカルは、『こういうこともできるんだ!』という凄さを、お客様にアピールしたいと思います」と、意気込んでいた。
『映画 少年たち』は絶賛公開中!
※記事内写真は(c)映画「少年たち」製作委員会