女優・堀田茜(26)、俳優・稲葉友(26)が29日、東京・品川グランドホールで開催された『ボルフェス2019』ステージ内で映画『ダウト-嘘つきオトコは誰?-』(監督:永江二朗/配給:キャンター)製作発表イベントに登壇した。
2015年からボルテージより配信されている恋愛ドラマアプリを映画化。彼氏の浮気発覚をきっかけに婚活パーティーに参加したヒロイン。会場で出会ったタイプの違う10人のハイスペックな男性と出会うが、なんとその中の9人は嘘をついていた。ヒロインは、嘘を見抜きながら真実の愛を手に入れられるのだろうか……という、恋愛ミステリー。
ヒロン・唯川至を主演することになった堀田は本ゲームをプレーしていただけに抜てきに「とにかくビックリしました。ご縁を感じて」と、驚きがあったそうで、それだけに「みなさんがこの世界に入り込んでいけるキャラクターになれればと思って、入りきっています」と、責任を感じたのだとか。
一方の稲葉は年収1200万円の小悪魔系イケメン・玄野梓役を演じるが、司会から「ヒロインを迷わせる男ですね」と声をかけられると、「いい響きですね」とご満悦。玄野のキャラクター性へ「割と僕はまっすぐな人だなと思って読み進めていました。でも、監督からは今回難しい役だからと20回くらい言われて(苦笑)。確かに台本の作りが複雑なんです。ミステリーの要素も含まれているので、現場で何ができるかなというのが最初の印象でしたね。幅がすごくあって、それをどうすり合わせていけるかなと思いました」と、とにかく一筋縄ではいないあような役どころを伺わせた。
役作りは「セリフとの戦いでした」という堀田。「セリフを噛んでNGを出したくないと決めていたんです。連日タイトスケジュールでしたけど、寝不足でもセリフを叩き込んで行きました」と、女優魂を燃やしたそうで、稲葉も「完璧でしたよ。凛として美しかったです」と、称えることも。
撮影で印象に残っているシーンへ堀田は「キャラクターと対峙するときに、コスプレをしながら監禁をされてるという……」と言いかけると稲葉は「そこです!大変でしたね」と、膝を叩いて同意。問題のシーンへ堀田は「水に濡れながら倒れているシーンで、耳にも鼻の穴にも水が入って」と、過酷さを語り稲葉も、「モニターで観てましたけど、魚が打ち上げられたときに水をかけられているみたいな感じで。動いちゃいけないので、どれだけ苦しい状況なんだろうこの人という感じで」と、同情していた。ただし、堀田によると「助けてくれる男性がいるのでそこは観て頂きたいです」と、格好良く助けてもらえることをアピールも忘れなかった。
嘘にまつわる作品ということで、嘘を見破るのは得意かと質問が飛んだが、これは2人とも自信なさげ。ただし、堀田は、「仕草とか目線とかで騙されちゃうんだなって思って。この役を通して学びました」と、経験値は増えたよう。稲葉はといえば、俳優という職業にからめて「嘘がエブリデイですよ。ただ、僕らは嘘だと思ってやってないです」と、ウィットに富んだコメントを寄せていた。
堀田から、「アプリをプレーしたみなさんも、そうではない方も楽しめる作品です!」といえば、稲葉からも「面白い企画だったなって思います。そこに参加できた楽しさがあるなと思います」と、感想を寄せていた。
映画『ダウト-嘘つきオトコは誰?-』は今年秋公開予定!
■ほか出演キャスト
西銘駿、岩永徹也、久保田悠来、佐伯大地、三津谷亮、藤田富、牧田哲也、水石亜飛夢、永山たかし