女優・浜辺美波、高杉真宙、森川葵、池田エライザ、福原遥、伊藤万理華、松田るかが3日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで『映画 賭ケグルイ』(監督:英勉/配給:ギャガ)初日舞台あいさつを英監督とともに開いた。
月刊『ガンガン JOKER』(スクウェア・エニックス)で連載中でシリーズ累計500万部突破のヒット漫画『賭ケグルイ』。ギャンブルが強い者が上の階級に行ける、有力者の子女が多数通う私立百花王(ひゃっかおう)学園を舞台に、リスクを負えば負うほど快感を覚える“賭ケグルイ”な謎多き主人公・蛇喰夢子(浜辺)と、敵対する者たちとのギャンブルが描かれる。現在、ドラマ Season2が放送中だが、本映画は原作者・河本ほむら氏が原案・監修を務めた完全オリジナルストーリーで展開する。
イベント開始時間となると、キャスト陣が客席通路を縫って登壇……になるはずが、扉から1番に姿を現した主演の浜辺が客席端っこの通路を1人で歩いていくという、天然さを見せる。ここで、高杉や森川らに呼び止められて慌てて本来のコースに戻り、場内は爆笑に沸き返るハプニングからの幕開けとなった。
浜辺は、座長としての手応えを聞かれると「最初の登場でわかったと思いますが、主演として引っ張ったかどうかはさておき、楽しく作り上げることができました。映画になるのは嬉しいことだけど、面白くもあり、不思議な感じ。こうやってみんなで舞台あいさつをやるのも面白い」と、ニッコリ。
鈴井涼太役を演じた高杉は今回プレイヤーとしてギャンブルに挑戦することから「いい気分でした。いい舞台に立っていいセリフを言う感じがあった。照明も当たって気持ちが良かった~」と、存分に楽しんだようで、早乙女芽亜里(さおとめ・めあり)役の森川はギャンブルバトルシーンについて「アドリブ?と聞かれることが多いけれど、ほぼほぼセリフは台本通り」と明かすと、歩火樹絵里(あるきび・じゅえり)役の福原は森川の熱演に対して「お芝居を通り越したような動きが凄くて、目を真ん丸にして見ていました。笑いをこ
らえるのも必死だった」と、激闘を振り返った。
今月1日から新元号・令和に突入したということで、平成生まれのキャスト陣には『新時代に賭けたい勝負&新時代に挑戦したいこと』という質問が。これに浜辺は「規模でいうと小さいけれど、初めての〇〇に挑戦したい」といい「ネットで金額などを調べずに近所の小料理屋さんに入ったり、カフェでご飯を食べた経験がないので、そういったことを積み重ねて1人旅に行きたい。普段からネットでお店の雰囲気や金額などを調べてから行動するので、ネットに頼ることなく堂々と生活したい」と、抱負を。
すると福原も、「1人旅行に行きたい!スイスが理想」と、似たようなコメントが飛び出すことも。ほかにも、ラーメン好きという松田は「健康診断での中性脂肪の値がヤバイので、ラーメンをやめたい」と切実だった。
そんななか、伊藤は「グループ時代は代表者がバンジージャンプとかスカイダイビングなどでヒット祈願をしていた。私は応援する側として参加できなかったので、何かの代表になって飛んでみたい」と言い出し、「今から予約すればできるよ?」(池田)、「映画の大ヒットにかけてやってほしい」(森川)、「宣伝部員が今からバンジーのネット予約をする」(英監督)と“詰められる”展開となり、伊藤は「そういう機会があるなら……。令和時代は長いし……」とタジタジで「監督からは撮影現場でもこうやって追いつめられていました」と、ひたすら苦笑いだった。
最後に浜辺から、「私にとって令和の最初に公開される映画がこの作品で嬉しい。それほど撮影も今も楽しくて、思い入れのある作品です。この映画が令和初鑑賞になるのはなかなか濃いことだとは思いますが、そういった新元号スタートも楽しいはず。GWの締めくくりに賭ケグルってこの映画に賭けてほしいです」と、呼びかけた。
※記事内写真は(c)2019 河本ほむら・尚村透/SQUARE ENIX・ 「映画 賭ケグルイ」製作委員会