李奈（24）が21日、東京・新宿バルト9で映画『泣くな赤鬼』完成披露試写会が開催！
俳優・堤真一（54）、柳楽優弥（29）、竜星涼（26）、女優・川栄李奈（24）が21日、東京・新宿バルト9で映画『泣くな赤鬼』（監督：兼重淳／配給：KADOKAWA）完成披露試写会を兼重監督とともに開いた。
作家・重松清氏の短編集『せんせい。』内に収められている『泣くな赤鬼』を映画化。かつて野球に情熱を燃やし甲子園出場を目指して鬼の熱血指導をして“赤鬼先生”と呼ばれていた主人公・小渕隆（堤）。その野球への情熱が衰えかけていたある日、かつての“ゴルゴ”とあだ名をつけられるも挫折した教え子・斎藤（柳楽）と思いがけず再会を果たす。しかし、ゴルゴは病に侵されており、命の期限が迫っていた。それを知った小渕はゴルゴのために何かしてあげようとする高校教師と生徒の絆を描いた感動作。
堤は作品へ「自分で出ている映画で泣いたのは初めてです」と、率直な感想に、観客達もどよめく。涙した理由へも「監督の丁寧な人との距離感とか、客として観ている部分でも優しさとか愛情を感じてやってよかったなって思いました」と、解説していた。
堤と野球というと、「僕も中学生のときに野球部で、先生がめちゃくちゃ怖かったんです。べチーンという感じの人でした（苦笑）。作品の話をもらったときにその先生のことを真っ先に思い出して。役に入りやすかったですし、野球でつながりを持てた感じです」と、演じたことに喜びを感じたそうだ。
柳楽は疲労しているのか「先生と教師という関係で……」と、どちらも同じ先生のことを言ってしまい苦笑いしたうえ、結婚＆妊娠を発表した川栄をお祝いしてごまかそうとして、堤から「ごまかすな！」と、ツッコミが入って爆笑をさらった。
そんな川栄は作品へ「号泣してしまって、なんですかね……切ないんですけど、自分の中で生きる何かを見つけようとか、観終わった後に、何かを感じる作品でした」といい堤も「泣くよなぁ」と、共感。すると、竜星も「僕も泣きましたよ。作品を観ていくと、堤さんが最後に持っていくんですよね。こういう先生欲しかったと思って」と、うなずいていた。
イベントでは、現役中高生から、事前にゲストへの質問を募集しており、この質問にも答えるコーナーも開催。やりたいこともなく高校に行くモチベーションを持てないという相談に、堤は「僕も高校にはほとんど行ってなかったです。行く意義を感じられなくて。それで、たまたまサボって見ていたワイドショーで（アクション・スタントマンを養成する）アクションクラブのことがやっていたんです。それで、アクションチーム入ったけど怪我してばっかりで、何もできなくて、そこでお芝居と出会って……だからやりたいことがないから駄目なわけじゃない。僕も役者になりたかったわけではないですし、何かやりたいことを見つけたらそっちに行くかもしれない。やりたいことなんて持っている人って少ないと思うんです。人生を委ねる。そのときそのとき真剣に考える」と、心に染みるようなメッセージを寄せた。
ほかにも、モテたくてバンドを始めたが結局モテていないというお悩みに竜星は「知らねぇよ！」と、まずはツッコんで爆笑させつつ「やり続けるって大事なんじゃ。モテたくてというのが違うかもしれない。せっかくやったんだったら、うまいなぁ、格好いいと言われるまでやってみたらいいかもしれませんね」と、やり続けることの大事さを訴えていた。
映画『泣くな赤鬼』は6月14日より全国劇場公開！
堤が柳楽にツッコミ！
堤が柳楽にツッコミ！
