ダンス&パフォーマンスグループ『EXILE』のAKIRA(37)、『EXILE』で『FANTASTICS from EXILE TRIBE』の佐藤大樹(24)が29日、東京・渋谷のヒカリエホールで開かれた『ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2019』内での『CINEMA FIGHTERS PROJECT』第三弾オープニングスペシャルスクリーニングイベントに登壇した。
約1分から30分ほどのムービー映像を楽しめる『ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2019』(略称:SSFF&ASIA)。その同フェス内にて行われる『CINEMA FIGHTERS PROJECT』は『EXILE』HIRO、SSFF&ASIA代表の別所哲也、作詞家・小竹正人の3人がタッグを組み、詩と音楽、映像を映像化しするプロジェクトとなっている。AKIRAはCrystal Kayの楽曲『Beautiful』の世界観を体現したショートフィルム『Beautiful』(監督:三池崇史)で蓮佛美沙子と共演、佐藤は横井琉衣の楽曲『ライラック』を映像化した『魔女に焦がれて』(監督:井上博貴)を久保田紗友と共演している。
AKIRAは全てを亡くした街を舞台に、ヒロインと心を重ねていく姿を描いており、「ありえない出来事、出会いから始まります。そのSTORYが進む中で、誰しもに起きうる運命、そこに生まれる命など、みなさんの心に何か残るものではないかと思います」と、作品をアピール。
作品を監督した三池崇史氏へは、「とってもハードで、どこか厳しいのではと思ったんですけど、現場でご一緒すると、思いやりのある俳優に寄り添ってくれるような監督でした」と、やりやすい現場だったというAKIRA。「長編ではなく短編でしたし、撮影時間も短い時間のなかで、メッセージを届けなければならないというのは、技量がいるなと思いましたし、そこに『Beautiful』ならではの魅力を引き出すのが難しかったです」と、苦労も口にした。
一方、佐藤は 佐藤は突然『霊感』が備わり『魔女』と呼ばれクラスから疎外されている同級生に心を惹かれている高校3年生・雅人役を演じ、「セリフが少ない役だったので、表情に苦労したなと思います」と、しみじみ。しかも、「自分は割と明るい役とかしゃべる役が多いし、喋りたいタイプで全然タイプが違っていて」と、悪戦苦闘したのだとか。
それでも、AKIRAは佐藤の作品を観てみて、「大樹の演じる役は、とても爽やかな青年なんです。1つとしては『THE・青春ストーリー』なんですけど、普遍的なメッセージが心に入ってきた感じで、大樹の世代だったりに感じてもらえるんじゃないかなと思いますね」と、フォロー。
隣にいたSSFF&ASIA代表で司会をしていた別所哲也が「学ラン着る役はどうですかねぇ……」と水を向けると、AKIRAは「学ランやりましょうよ。一緒に」と話して笑わせたり、佐藤と戦うのはどうかとの質問には、「戦ったら作風が変わっちゃいますよ!」と、楽しげに会話を繰り広げていた。
逆に、佐藤もAKIRAの作品のことを話すことがあり、「僕が観た『CINEMA FIGHTERS』の中でも1番刺さってますね!絶妙な間合いとか、表情、物語を2つ観たような気分になります」と、勉強になったというが、AKIRAはこの佐藤のコメントに上機嫌で「後輩に優しくするといいことあります(笑)。これからも大樹に優しくしていこうかなと思います」と、現金だった。
■作品詳細
○『Beautiful』
【運命】と【奇跡】が産み出した出逢い。全てを亡くした街が創り出した満点の星。その下で静かに2人の心が重なっていく……Beautifulなストーリー。
○『魔女に焦がれて』
高校3年生の主人公・雅人は突然『霊感』が備わり、あることがきっかけで『魔女』と呼ばれ、クラスで疎外されてしまう。これは、そんな雅人が初恋の相手・真莉愛と卒業前に繰り広げる青春ラブストーリー。
■ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2019上映会場
・5月30日から6月2日までiTSCOM STUDIO&HALL 二子玉川ライズ
・6月6日から同9日まで表参道ヒルズ スペース オー
・6月11日に赤坂インターシティコンファレンス the BAR
・6月11日から同14日までアンダーズ東京 Andaz Studio
・6月13日から同15日までシダックス・カルチャーホールにて
※一部の有料イベントを除き、全プログラム無料上映