クリエイター・河森正治氏、歌手・西川貴教、声優・寺島拓篤、梶裕貴が31日、東京ドームシティ Gallery AaMoでプロデビュー40周年記念展『河森正治 EXPO』メディアトークセッションに登場し、司会はタレント・喜屋武ちあきが務めた。
『マクロス』シリーズや『アクエリオン』シリーズなど精緻なSFやメカニックなどが含まれた作品を世に放ち続けている河森氏の原画やラフデザイン、変形 TOY の試作品、企画書、シナリオ、絵コンテ、そして取材写真や創作メモの数々が楽しめる展覧会。西川は本展の応援アンバサダーを、寺島は2005年に『創聖のアクエリオン』主人公・アポロ役でテレビアニメデビュー、梶は『アクエリオンEVOL』のアマタ・ソラ役、『ノブナガ・ザ・フール』のトヨトミ・ヒデヨシ役と河森氏にが手がけた作品に出演していることからゲストとなった。
まずは河森氏から「自分が40年間、仕事をしてきたなかで、念願だったドームシアターや、ドームでいろんな作品の主人公たちが集まる迫力の映像をお届け死体r自分のクリエイティブの作品のアイデアが生まれた瞬間、歌の発注メモからいろんなものを展示しています。40年間を振り返りまして、いろんな方に支えられていることを実感しました。支えてくれたファンの方たちに見てもらえればなと思います」と、あふれる思いを。
寺島は『創聖のアクエリオン』のことから切り出し、「大変だった思い出もあるんです。そのなかで、取材で河森さんとお話させていたとき気づきがあったって、資料を見ているとこれ懐かしいなって」と、思い出が蘇るようで、「それと、その中にも見たことの無い資料があって河森さんの奥深さを感じました。量がとにかく多いので、上の方の資料はす双眼鏡がないとわからないかもしれません(苦笑)丸一日いられると思いますよ」と、会場のことをアピールも。
梶は作品を通じて寺島との思い出があるそうで「寺島くんはアポロという主人公を演じているころ、声の仕事をたくさんやっているわけではなくて、バラエティー番組で、一緒にアクエリオンの曲を歌っていたんです」というと、寺島も「絶叫マシンに乗りながら歌ったよね」と、楽しげに回想。そういったことを経験もしてきただけに、梶は、「数年後まさか自分も主人公として出演させて頂けると思っていなくて」と、感慨深げで、河森氏の魅力へ「戦闘中に曲が流れるというのは誰が聴いても高揚するなと思いますし、男女ともに好きになる要素を秘めているというのがすごいですね」と、分析もしていた。
一方、西川はアンバサダーになった経緯は河森氏のリクエストだったそうで「ライブとかも観させて頂いていました」といい、これには西川も感激。しかも、先日、西川が出演していた『マクロス』を特集した特番を4時間全部見ていたといい「それまではいちファンとして見ている側で、本当に熱意を持ってやっていて、僕自身も熱く少しでも気持ちを伝えられたらと思って」と、思いの丈をぶつけたそうだ。そんな西川の見どころとしては「エリアにいろんなものが詰まりすぎてて、奥の方に進んでいくと、アイデアソースになったものがいっぱいあったりキリがない(笑)。たぶん出ない人が多いんじゃないかな。罠ですから(笑)」と、言わしめるほど。
それだけの熱量のある西川だが、河森氏とはとくにコラボしておらず、今回になってやっと自身のキャラクター・タボくんがTシャツでコラボを果たした。「僕も“合体”してないのに」と、『創聖のアクエリオン』の有名なセリフを引き合いにグチっていたが、自身が“合体”することはないのかへ「ソニーとビクターの壁があるから。この壁を撤廃できないかなって。もう声のキャラクターでもいいので」と、売り込み!これに、河森氏が「キャラソンとかはどう?」と誘い水をかけていたが西川は周囲の関係者をちらちら気にしつつも「やりましょう!」と、気持ちは乗り気な様子を見せていた。
記者からは『河森正治 EXPO』を観て曲のインスピレーションが浮いたのではとの質問も飛んだが、「滅茶苦茶湧いているんですけど、どこでどうやって形にしていいのか……(苦笑)。大人の方のなにがしかを乗り越えて、ぜひともなにがしかの形にできるように!熱意はあります!」と、前のめりに話していた。
その後、フォトセッションにはコスプレイヤー・九条ねぎ、カモミールも作品に合わせたコスプレ姿で楽しませていた。
『河森正治 EXPO』は31日から6月23日まで東京ドームシティ Gallery AaMoにて開催!
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