アニメーション『LUPIN THE IIIRD 峰不二子の嘘』(監督:小池健/配給:ティ・ジョイ、トムス・エンタテインメント)公開記念舞台あいさつが1日、東京・新宿バルト9で開かれ峰不二子役・沢城みゆき、ビンカム役・宮野真守、小池監督、浄園祐プロデューサーが登壇した。
漫画家モンキー・パンチさんの代表作『ルパン三世』のキャラクターに焦点を当てた劇場アニメ。『次元大介の墓標』、『血煙の石川五ェ門』に継ぐ第3弾の作品となり、今回は峰不二子にクローズアップし、セクシーさとともにしなやかな強さなどの魅力を存分に描いている。宮野は、不二子やルパン三世の前に現れる呪いの力によって人の心を操るビンカム役を演じた。
本作の不二子へ沢城は、「こんな不二子は私のストックにないので、これで良かったのかな……と審判の日を迎えるような気持ちです」と、不安な心情を口にしつつ、「私の手元に回ってきたこのバトンは、必ず山寺(宏一)さんにお渡しできたらと思っています」と、銭形幸一役の山寺を思い浮かべた。
宮野は本作で『ルパン三世』シリーズ作品に初出演。「ルパンシリーズに初参加できた喜びを作品にぶつけました。ご覧いただいた方に楽しんでいただけたら嬉しいです」と、気合が入りまくっていたそうだが、「あと、久々に沢城さんと同じステージに立てるのも嬉しいです。よろしくお願い致します」と、主役を立てることも。
アフレコ現場へは「雰囲気が温かくて家族のようなアフレコ現場で、沢城さんとも一緒に不二子の人物像についてディスカッションしながら録ることができて良かったです」と、温かく迎えてくれたそうだ。
さらに、沢城との共演について宮野は、「今までのすべてのルパンシリーズを観てきたわけではないですが、これは沢城さんの不二子なんだなと、今回の不二子のシーンを観て感じました」と、感想を。
また、原作者のモンキーさんが今年4月に亡くなったということもあり、沢城は「モンキー先生とは、たくさんお会いする機会があったわけではなくて、最後に会ったのは年に1回やっている浜中町のお祭りの時でした。モンキー先生はどこまでもニコニコとしている方で、どうしても、雰囲気と作風が結びつかない印象がありました」と、思い出を語ることもあった。
なお、イベントでは、入場者プレゼントの2週目のプレゼントも発表。6月7日からの2週目に小池健監督原画の不二子がデザインされた大判ポストカードとなったことが明かされた。
アニメーション『LUPIN THE IIIRD 峰不二子の嘘』は新宿バルト9ほか限定劇場上映中!
※記事内写真は(C)TMS