堤真一 柳楽優弥と感動のハグや竜星涼へ「握手」“指令”も!掘家一希&武藤潤へは優しいまなざし

堤真一 柳楽優弥と感動のハグや竜星涼へ「握手」“指令”も!掘家一希&武藤潤へは優しいまなざし7

映画『泣くな赤鬼』公開記念舞台あいさつが開催!

 俳優・堤真一(54)、柳楽優弥(29)、竜星涼(26)、掘家一希(21)、武藤潤(17)、女優・川栄李奈(24)が15日、東京・新宿バルト9で映画『泣くな赤鬼』(監督:兼重淳/配給:KADOKAWA)公開御礼舞台あいさつを兼重監督とともに開いた。

 作家・重松清氏の短編集『せんせい。』内に収められている『泣くな赤鬼』を映画化。かつて野球に情熱を燃やし甲子園出場を目指して鬼の熱血指導をして“赤鬼先生”と呼ばれていた主人公・小渕隆(堤)。その野球への情熱が衰えかけていたある日、かつての“ゴルゴ”とあだ名をつけられるも挫折した教え子・斎藤(柳楽)と思いがけず再会を果たす。しかし、ゴルゴは病に侵されており、命の期限が迫っていた。それを知った小渕はゴルゴのために何かしてあげようとするのだが……高校教師と生徒の絆を描いた感動作だ。

 前日から公開となったが、堤は、「きのう社長が映画館に行ったら10人くらいしかいなかった」と、本当かウソか分からないことを言われ嘆いたが、群馬県では局地的人気を放っているそうで映画『アラジン』を押さる快挙を見せたと追加で説明も。

 「野球部の若い連中がいて、感動を加味して感動しました」と作品の魅力を語る堤だったが、堀家、武藤を見て「(丸刈りではなく)髪の毛があるから思えない(笑)」とイジりだし、本日はカツラをつけているわけではないと否定する堀家へ「若いのにかわいそうに」と、イジって緊張をほぐす様子も。竜星は武藤のお芝居を観て役をふくらませるという方法をとったそうだが、「鋭い眼光は参考になったんです」というと武藤ははずかしげ。柳楽も「橋の下で練習しているシーンで堀家くんが現れる雨のシーンが印象的でした。すごい自然で、本当にいいシーンだったなって」と、しみじみ話すなど、若手への温かな視線を見せる雰囲気に。

 先生と生徒ということにかけ、再会したい人はいないかとの問いかけに、竜星は「なでしこジャパンの岩渕真奈選手は小学校のとき一緒だったんです。ボロ負けしてそれ以降会ってないですけど、もう1回サッカーやってみたいですね」と、思い出を披露したり、堤は「高校時代の野球部の先生が本当に怖くて、脚本を読んだときからその方が頭に浮かんだんですけど、つい2ヶ月前に亡くなってしまって。もしご存命だったら観てくれるだろうなって」と、しんみりする一幕もあった。

 イベント後半には野球に関する作品ということで“始球式”が行われ、堤が客席にボールを投げ入れキャッチした観客に全員のサイン入りボールをプレゼントするという企画が行わることに。ボールを受けたラッキーな観客へ堤は握手しつつ、「竜星くんのファン?握手してもらいなさい」と、“指令”を出す優しさを見せ竜星も握手にハグとノリノリで応じ、柳楽もちゃっかり握手をしたりと、大サービスもあり盛り上がっていた。

 最後に竜星は「僕の撮影期間は短かったですけど、この作品のクルーになれて嬉しかったです。大切な青春時代に友達だったり家族だったりで楽しんでもらえたら」と、アピールし、川栄からは「私自身、この映画を観て家族や友達にいかに救われているのか実感しました。この映画を観て活力になればと思いました」と、しみじみ。

 柳楽は「本当にこういう人間をしっかり描く映画に参加させて頂けて嬉しいです。最後なので堤さんハグして頂いていいですか?」というと、堤も快諾し2人でハグする一幕もあり柳楽は瞳を潤ませることも。そして、「去年の暑い夏を思い出し、若い人たちとお仕事できたことで成長することができたと思います。こういう作品はお客さんがなかなか入らないので、みなさん宣伝して頂ければ」と、呼びかけていた。

 映画『泣くな赤鬼』は全国劇場公開中!

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