戸田恵子 中尾隆聖と「仲が悪いだけに離れて座っている」！？
女優で声優・戸田恵子（61）、俳優で声優・中尾隆聖（68）が16日、東京・ユナイテッド・シネマ豊洲で映画『それいけ！アンパンマン きらめけ！アイスの国のバニラ姫』（監督：矢野博之／配給：東京テアトル）完成披露試写会を女優・榮倉奈々（31）、お笑いコンビ『ANZEN漫才』のみやぞん（34）とあらぽん（33）、歌手・ドリーミングとともに開き、司会は日本テレビの藤井恒久アナウンサー（49）が務めた。
シリーズ第31作目となる『それいけ！アンパンマン』最新作映画。アンパンマンたちがアイスの国を救うために奮闘する物語。
会場ではアンパンマンのきぐるみに戸田が、ばいきんまんのきぐるみに中尾が生で声を当てて演技を披露したり、ドリーミングが『アンパンマンのマーチ』の生歌唱したりと豪華な幕開け。
31作目ということで、戸田は「私達も31歳、歳をとったんです！それってすごくないですか？現場ではゲストの声優さんたちは20代の方も多くなってきて、その子たちが生まれたときには声優をやらせて頂いていたんですね」と、長く続くシリーズならではのコメント。アフレコ現場で変わったことへ、「途中でアンパンマンの収録台本の収録の字が少し大きくなったところですね（笑）」と、スタッフからの気遣いを挙げる。
さらに、アフレコ現場の話が続き、逆に変わらないものを戸田は「毎週月曜の朝10時から、毎週、録っていることですね」というと、中尾も「そうですね」と、うなずく。
続けて戸田が「そして私と中尾さんのスタジオでの座る位置も毎週変わらずなんです。仲が悪いだけに離れて座っているんです（笑）」と言い出し、これに中尾は「ははは！」と、笑いながら「そんなことない！そんなことない！」と、しっかり否定。しかし、戸田はどこ吹く風といった様子で「なるべく寄らないように、なるべく離れてます」と、2人の信頼関係があるからこそのやりとりを繰り広げ、会場を沸かせる。
中尾はといえば「チームワークの良さは変わらないですし、台本の字も大きくなりました（笑）。台本から目を離したりとかしてますよ」というと、今度は戸田が笑いだし「マイクに入るまでにも時間がかかるようになりましたね」と、年をとったとしみじみだった。
ちなみに、今年は原作者のやなせたかしさんの生誕100周年とアニバーサリー・イヤーということもあり、やなせさんとの思い出を問われた中尾は「31年前、やなせさんから『きみがいなかったら私がばいきんまんをやっているところだった』と言われたことがあって、それくらいこの作品に思いがあったと感じました」と、回顧する。
戸田も「東日本大震災があってから、それ以降の先生とのお付き合いが密になりました。それまではステージイベントとかでお会いするくらいだったんです。でも、『戸田さん、人の人生は喜ばせごっこです』ということを残して頂きました。それを胸に秘めて、子どもたちがよろこんでもえらえるように番組をやってきました。そのことが印象に残っていますね」と、噛みしめるように話していた。
