ダンス&パフォーマンスグループ『GENERATIONS from EXILE TRIBE』の片寄涼太(24)、女優・川栄李奈(24)、松本穂香(22)、俳優・伊藤健太郎(21)が21日、東京・TOHOシネマズ日比谷で映画『きみと、波にのれたら』(監督:湯浅政明/配給:東宝)初日舞台あいさつを湯浅監督(54)とともに開いた。
小さな港町を舞台に自分に自信はないがサーフィンが大好きな女子大学生・ひな子(川栄)と、火事騒動をきっかけに出会った消防士の港(片寄)と恋に落ちる。しかし、港はある日、海で溺れた人を助けようとして命を落としてしまう。憔悴するひな子だったが、生前港が口ずさんでいた歌を歌うと水の中に港が現れ、歓喜することとなるのだが……というラブストーリー。
ストライプのネクタイにスーツ姿で登壇した片寄。初日を迎え、「僕も大好きな映画になって、初日を迎えられて嬉しいです」と、笑みが漏れ、伊藤は「天気も良くて雨予報だったので、晴れてよかったなって。晴れの日に観たくなる映画なので」と、アピールにつなげて盛り上げた。
本作は現在開催中の上海国際映画の金爵賞アニメーション長編部門にノミネートされたため、片寄が現地で登壇する。ただし、ほかのキャストも湯浅監督もおらず1人でということで「なんで誰もついてきてくれないんだろうって」と、ちょっと不安もあるよう。ただし、上海は「自分にとっては1番行ってる国なんです。そういう国に、初めて声優を務めた作品で行けるのは嬉しいですね。せっかくなので、港の分も、みなさんの分もしっかり胸を張って歩いていきたいと思います」と、意気込んだ。
作品内で印象に残っているセリフやシーンを問われ、片寄は「監督が1番こだわられたのが、クリスマスにオムライスを作るシーンなんです。『とにかく囁き声で』というのが、これまでにあまりなく『自然な感じでもっともっと、囁いて』と言われて。ここまでちゃんとお芝居乗せていこうという演技だったのだがここだけ、息でいくんだって」と、ビックリしたそうだが、「映像で観たときにしっくりきたので、さすが監督だなって思いました」と、納得したという思い出を披露。
作品はひな子が一歩踏み出して挑戦することにちなんで、キャスト陣にも一歩踏み出して挑戦したいことをイラストで表現するというコーナーが開催。松本は“包丁とキュウリ”を描いて料理の上達を話したがあまりの“画伯ぶり”に片寄も「淡白ですね」と、それ以上はコメントせずで笑いを誘う。
伊藤は、地球儀で日本から飛行機が飛び出すような絵を描き「1人旅をしたい!」と言っていたが、片寄は「宇宙に行きたいの?」と、からかうことも。さらに伊藤は片寄へ「1人旅できます?」と、問いかけたが、片寄はあっさり「できますよ」と、答えて伊藤は面食らい「1人旅の楽しみ方が分からなくて」と、告白することもあった。
川栄は「プライベートで浴衣を着たことがなくて」ということから浴衣を着てわたあめを持つ感じの絵を出して、ほのぼのさせていた。
そして片寄。『週刊松本穂香に出る』と書かれていたが、松本以外、キャスト陣は“なんだろう”と首をかしげている感じだったが、片寄は「松本さんを知ったのはInstagramだったんです。松本さんの出演されていた作品は知らなくても、お会いしたときに、『あっ、インスタの人だ!』って。そっちのファンだったんです!この企画で面白いことをやられているなって、シュールで毎回、テーマが違うんです。先週なんかは『ルービックキューブと会話する』というのがあって、それがクセになるんですよ。すげー面白いから!」と、熱烈プレゼンし、伊藤も「面白そう」と、興味を持つ結果につながっていた。
そして、片寄から「初めて声優に挑戦させてもらったのがこの作品で良かったなって。みなさんのお力で波に乗せて頂ければ」と、呼びかけその場を後にしていた。
映画『きみと、波にのれたら』は全国ロードショー中!
※同日、小森隼も本会場から徒歩10分圏内の銀座に現れ本作を応援することも(小森隼 鈴木おさむとラジオ番組公開生放送でファンと距離の近さに声をかけて談笑も!片寄涼太主演の「きみと、波にのれたら」も大きく宣伝)