映画『新聞記者』公開記念舞台挨拶が開催！
俳優・松坂桃李（30）、シム・ウンギョン（25）、本田翼（27）、岡山天音（25）、高橋和也（50）、北村有起哉（45）が29日、東京・新宿ピカデリーで映画『新聞記者』（監督：藤井道人／配給：スターサンズ イオンエンターテインメント）公開記念舞台あいさつを藤井監督とともに開いた。
真実に迫ろうとする若き新聞記者・吉岡エリカ（ウンギョン）と、理想と現実の間で葛藤を抱える内閣調査室の若き官僚・杉原拓海（松坂）が、1人の失脚した内閣府官僚・神崎（高橋）の自殺をめぐり交錯。その裏にある、権力で覆い隠された闇に迫ることができるのか……を描いたサスペンス。
初日を迎えてウンギョンは「実感がないです。この映画を通じて何かを感じてもらえれば」と万感の思いを込めれば、松坂は「さっき聞いたんですが、ホームページがみなさんの感想が多くてパンクしたらしくて、それくらい熱量がある作品なんだなって」と、大反響になったことに驚いたとも。
本田は杉原の妻・杉原奈津美役を演じた。松坂と初共演だそうで、その印象を問うと、「静かな方です。喋らなくても平気というか、一緒に居て居心地の良い方です」といいウンギョンも「私もそう思います！いい俳優さんだと思いましたね」と、べた褒めで、松坂は照れる。
さらに、ウンギョンは松坂へ「カードゲームが好きと聞いてて」というと客席のファンから笑いが起こり、松坂ははにかむ。すると、本田も「撮影中にゲームの話をさせていただきましたね。夫婦間の仲はそれでできたようなものです（笑）」と、明かし観客を沸かせていた。
一方、岡山は吉岡の同僚の新聞記者・倉持大輔役を演じた。岡山は北山の演技が印象的だったようで、「やるたびにお芝居がかわって、それがすごいなって」と、仰ぎ見るような目線を送ると北村は「大変だったよ」と言いながらも、サラリと話し、さらに北村へ尊敬のまなざしを寄せていた。
イベント中盤からは少し雰囲気を変えて、“もし自分が新聞記者ならこんな記事を書きたい”というものを、見出しとともにフリップで発表するというコーナーが開催。トップバッターを切ったウンギョンが、本作の公開ができたことを真摯に喜ぶメッセージを伝え会場内を感動させたなか、松坂は出しづらそうに、『テレビが…！？』と、出す。
これに松坂は、「素敵なコメントの後に……」と、苦笑いしつつ、解説としては「うちのテレビがうんともすんともいわなくなっちゃって。リモコンの電池を替えてもつかないし、リモコンをくるくるしても主電源を抜き差ししてもつかないし、いまテレビがつかない生活していて、困ります。僕の中でバラエティー番組も観たいし、いろいろ観たい番組があるので非常に困ってます」と、ジェスチャーも交えて説明したものの「これは……非常にやめたい」と、ウンギョンに申し訳なさげな表情も見せていた。
『すばらしき日々』とした本田は、「ニュースに報じられるような日々を過ごしているわけでもなくて、事件とかが起こらない日々が『すばらしき日々』なんじゃないかなって感じているんです」と、普通のありがたみを噛みしめ、松坂も「素敵ですね」と、笑みを称えていた。
そしてウンギョンから、「いろんな情報があふれている今の時代、どうやって頑張って自分の道を切り開いていくのか。この映画を通して、それぞれ伝わるメッセージがあると思います」と、思いを伝えると、松坂は「冒頭の話に戻りますけど、ホームページがパンクしてしまうくらい感想が書かれて、観てくださったみなさんの熱量がすごいということを実感しています。みなさんの言葉をつないでいって、この作品のことを伝えていってもらえると嬉しいです」と、呼びかけていた。
映画『新聞記者』は新宿ピカデリー、イオンシネマほか全国公開中！
