女優・土屋太鳳(22)、間宮祥太朗(24)、高杉真宙(21)、池田エライザ(21)、矢本悠馬(26)が17日、東京・内幸町のイイノホールで映画『トリガール!』(監督:英勉/配給:ショウゲート)完成披露イベントを英監督(49)とともに開いた。
作家・中村航氏の同名小説が原作の作品で、人力飛行サークルを舞台に、琵琶湖で行われる年に1度のコンテストに向け、そのすべての青春と情熱を賭けて挑む若者たちの姿を描いた。
作品にちなんで「太鳳飛びまーす!」と、ポップアップで勢い良く壇上に飛び出した土屋。しかし、着地で転んでしまい、「ちょっと勢いつきすぎてグテって行っちゃいました」と、決めポーズをしなおした後に照れ笑いとほんわかした雰囲気でスタート。
イベントでは、たっぷりと撮影中のエピソードについて語られることに。ダンスが苦手という間宮は、「リズム感と運動神経は悪い方ではないのですが、ダンスは苦手で」と、悪戦苦闘だったというと客席から「可愛かったよ!」との声が返り、それに間宮は「いじってると思う」と、苦笑い。土屋も間宮へ番宣などで忙しかったなどフォローを入れようとしたが、「太鳳はギリギリで間に合わせてやってたけど、僕はあれでもかなり練習しているですよ!」と、頑な。
撮影現場は和気あいあいといったようで、アドリブにつぐアドリブだったようで、矢本は「監督が毎日プレッシャーをかけてくるんですよ。『きょう何やんの?』って。まともに台本のセリフは言ってないですよ」という。矢本はなぜかあごをしゃくれさせたしゃべり方をするキャラだそうだが、「クランクインでやっちゃったんで、こういう顔の人だよってなったんですけど、痛すぎて、なんでしゃくれたんだろうと思って本当にミスだった」というと、間宮は「撮影に入って2週間後くらいに、飲みに行ったときに『喋りづらい……』って。お前がやったことだろ!って(笑)」と、ツッコミを入れるものだったようだ。
さらに、土屋が共演者たちのアドリブに笑ってしまってNGを出していたという話題となると土屋は「私も真剣勝負だと思っているんです。でも、みんな攻めの姿勢で来るので本当にすごかった」と、真面目な顔をして話していたが、間宮は「(土屋を)おんぶしているところで、落として『お前重いぞ、痩せろ!』っていうのに『そこそこ軽いだろうが!』って返すところがあるんですよ」というと、英監督は「あれは役じゃない(笑)」と、役ではなく土屋自身の心の叫びだったことを証言。すると土屋は作品のために体を少し絞ったことを話し「だからそこそこスリムになっただろうって!あれは真のアドリブです」と、認めて観客たちを和ませていた。
ほかにも、実はカナヅチという池田はプールに飛び込むシーンのために1ヶ月プールで猛特訓を重ね15メートル泳げるようになったそうだが、「みんなで湖に走っていくところは1人だけガチ泣きでした。プールのシーンもアドリブを入れたんですけど、なんで自分を苦しめるようなことをと思ってました」と、意外な話も飛び出していた。
そこまで好き勝手アドリブを入れたせいで困ったこともあったそうで、間宮は「アフレコで音を入れるときに、セリフをスタッフの方が起こしてくれるんですけど、『間宮くん、ここ何言ってるの?』って分からないところがあって」と、自分でも判別できないセリフがあり高杉も「アフレコであのテンションまで持っていくのは大変でした」と、しみじみ。しかし、間宮は「良く言えば、その一瞬一瞬を切り取ってますから」と、うまく言い換えて、沸かせていた。
イベント後半には、この夏に頑張ってみたいことを宣言することになり、英監督が髪を伸ばすことを挙げたり、矢本は「毎年、恋人と……いや、間宮祥太朗と旅行に行こうと言っていて行けていないので行きたいですね。海外で韓国とか台湾がいいかな」というと、間宮も「音楽フェスとかは一緒に行っているんですけど、泊まりがけ旅行は行けてない」と、うなずくことに。
続けて池田は電子ドラムで演奏を極めたいという目標を立てたが、土屋が「“電子ドラゴン”って何?」と、聞き間違えたり、高杉はインドア派からか「夏祭りに行ったり、行くか分からないけどサーフィンしたい」というと登壇者全員から「絶対しないだろ!」と、総ツッコミを受けたり、土屋は「私は遊びを頑張りたい。悪い遊びではなくて」と、天然発言もあり爆笑展開連発!そんななか間宮は、「最近ベランダで植物を育っててまして、そいつらを健やかに育てていきたい」と、園芸を目標に挙げたものの、よく間宮の家に行くという矢本は「そんなのあったっけ?」と、首をひねり、間宮は「お前がそういうと、そうなるだろ!」と、即効で否定して笑いを誘っていた。
最後に土屋から「自分を変えたいという気持ちだったり、パワーのあふれる作品になりました!」とアピールしていた映画『トリガール!』は9月1日よりTOHOシネマズ新宿ほか全国ロードショー!