俳優・松坂桃李(30)、女優シム・ウンギョン(25)が23日、東京・新宿ピカデリーで映画『新聞記者』(監督:藤井道人/配給:スターサンズ イオンエンターテインメント)大ヒット御礼舞台あいさつを開いた。
真実に迫ろうとする若き新聞記者・吉岡エリカ(ウンギョン)と、理想と現実の間で葛藤を抱える内閣調査室の若き官僚・杉原拓海(松坂)が、1人の失脚した内閣府官僚・神崎(高橋和也)の自殺をめぐり交錯。その裏にある、権力で覆い隠された闇に迫ることができるのか……を描いたサスペンス。先月28日より全国143館で公開されすでに33万人を動員し、興行収入4.1億円超と反響を呼んでいる。
スーツ姿で登壇した松坂は、観客たちからの鳴り止まない熱い拍手に「いままでと違う雰囲気を感じています」と、手応えがあるようで、各映画館館長からの声も読み上げられ、「若い世代の方が観に来ているとも聞きました。それも嬉しいですね。いやー、本当にありがたいです」と、万感という様子。
ウンギョンもこういった拍手を受けるのは「いままで私の作品の中で珍しいというか感激です!『新聞記者』が初めてです」と、松坂の方を向くと「僕もです(笑)」と、話を合わせて和ませる一幕も。さらに、ウンギョンが「おおきにですね」と、まさかの大阪弁での感謝の言葉が飛び出し、松坂はじめ、会場を笑いに包んだ。
客席からの声も拾うこととなり、「すごく考えるきっかけになり、こんな気持ちになるのは初めての映画でした」と、率直な感想が伝えられると、松坂は「しっかり受け止めてくだったのが嬉しくて、何かのきっかけになればと思っていたので、そういう声を聞けるのが嬉しかったです」と、笑みがこぼれる。
その後、観客からお祝いの花束を受け取り、松坂は「花束をもらったのは2回目です。1回目はクランクアップ、2回目がいまです。現場のことがフラッシュバックしましたね。熱量が多い中でやっていたので、いまそれが近い気持ちになれたと思うと嬉しいです」と、感激!
そして松坂は「公開してから1ヶ月くらいですね。みなさんと会えるのはなかなかなくて、違う方が言葉を発して違う人を呼んで数珠つなぎになってみなさんがつないでくれたんだなと強く感じています。映画って賛否があって、みなさんが語れるような作品だからこそ、強い熱量になるのかななって思います。みなさんが持ち帰れる作品になったのかなと思うと嬉しくなります。上映は続くので最後までよろしくお願いします」と、呼びかけ、ウンギョンと手を振りながらその場を後にした。
映画『新聞記者』は公開中!