アイドルグループ『V6』内ユニットで“トニセン”の愛称でも親しまれる『20th Century』の坂本昌行(48)、長野博(46)、井ノ原快彦(43)が27日、東京・新大久保のグローブ座でTWENTIETH TRYANGLE TOUR vol.2『カノトイハナサガモノラ』(脚本・演出:御徒町凧)公開ゲネプロを開いた。
音楽と演劇が融合したトークショー、ミュージカルとも違うTWENTIETH TRYANGLE TOUR(略称:TTT)が2017年の『戸惑いの惑星』公演に続いて2年半ぶりに第2弾の本作が上演となる。ソウル・ターミナルと呼ばれるライブハウスを想像させるような空間にやってきたサカモト、ナガノ、イノハラが他愛のない会話を繰り返しながら過去・現在・未来などを語ったりメロディーに乗せ歌い上げる。
ゲネプロでは生演奏に合わせてマジックあり、ミニの人形あり、フライングするメンバーあり、本舞台のために作られたオリジナル楽曲ありと、目が離せない展開連発となった。
再びTTTを舞台でやることへ、3人は2年半ぶりということに感慨深げで井ノ原は「3人で舞台をやるというのもそんなにないですし、作るにも時間がかかりますから。1年半くらい前から準備していて、3人でなかなか会うこともないので、3人でできないことをと思って、ちょっとやりすぎちゃった部分はあるかもしれません。そこらへんはファンのみなさんに楽しんで頂ければ」と、アピール。
その“やりすぎ”な部分へは、マジックだそうで、その内容へ3人で笑い合い、井ノ原は「僕らもデビュー当時から、マジックをやらないといえないと思っていたんですけど、どうやら、やらなくていい感じになって。毎回マジックの会議はしていたんですよ。人を驚かせたいという気持ちはあったので」と、グループ結成当時の話を思い出すこともあった。
今後のTTTへは、「仲が良ければ舞台やるって感じで、集められてやるのと違うので、そこそこ仲良くないとできない。関係性が続いているうちは、ちょっと久々にやろうかとかライフワークみたいな感じで、2年後にやる?とかいうノリで続けられれば」という井ノ原。すると、作品内で“恋バナ”もあったことから記者から「彼女はいるんですか?」と、直接的な質問が飛び坂本は「唐突だな!」と、劇中のセリフでかわす“攻防”を見せ、ヒートアップする記者に井ノ原は「それをここで言うはずないじゃないですか!」と、ツッコミを入れ煙に巻く。
そんな坂本について、井ノ原は「坂本くんはワンちゃんを飼ってて、どんな偉い人との食事に誘われても1回家に帰って餌をあげから来るんです」と、愛犬を大事にしているようで、「みなさんオススメですよ!」と、“売り込み”も。そこで記者から「もしかして、“犬”は彼女のことを指してるんですか?」と詰め寄ると今度は長野が「いたとしたら女ですよ」と、そこはしっかり説明していた。
『V6』のメンバーは観に来るかへ、井ノ原は「(三宅)健は来てくれますかね。(森田)剛が来てくれると相当ラッキーなんです。『今回森田さん来てくれたんだ!』ってなるよね。岡田(准一)はよく来てくれますね」とのこと。
いよいよ初日の幕も開く。坂本は、「前回も不思議というか、今回も面白くなってます。僕ら、トニセンの関係性がベースになっているので果たしてライブなのかお芝居なのか掴みどころのない作品です。拝見してもらえれば」と呼びかけ、長野からは「いまのトニセンにしか出せない作品になっています!体感してほしいなと思っています」と、PR。井ノ原は「お客さんの力ってものすごいものがあるから、集中して1つの空間を作る、お芝居を観に行くというか、一緒に同じ空間を作りたいと思います。ぜひ新大久保へ!」と、メッセージを寄せていた。
TWENTIETH TRYANGLE TOUR vol.2『カノトイハナサガモノラ』東京公演は27日から8月20日まで東京グローブ座にて、北九州公演は8月30日から9月1日まで北九州芸術劇場 大ホールにて、大阪公演は9月7日から10日まで梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて上演!
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