俳優で歌手・菅田将暉(26)が24日、福岡・Zepp Fukuokaで『菅田将暉LIVE TOUR 2019“LOVE”』初日公演を開き、自身初となるZeppツアーの幕を開けた。
7月10日に発売した2ndアルバム『LOVE』を引っさげてのツアー。同アルバム内にはオリコン週間合算ランキングでは2位を獲得、収録されている米津玄師 作詞・作曲・プロデュースの楽曲『まちがいさがし』も収録されているが各所配信ストアにて1位を席巻と、アーティストとしても注目を浴びる中でのものとなる。
ライブがスタートすると、超満員の会場は一気に最高潮!「こんばんは、菅田将暉です。きょうはよろしくお願いします。」と熱くシャウトし、『ロングホープ・フィリア』を熱唱。MCでは「今日から始まりましたこのツアー。もういっぱい練習してきました。ぜひ盛り上げていきましょう。後悔しないようにどんどん行きましょう!」と、呼びかけ会場のボルテージをさらに1段階アゲた。
楽曲『まちがいさがし』の歌唱では、歌詞に込められたメッセージを噛みしめるように歌う菅田の真っ直ぐな歌声で、オーディエンスを魅了。MCでは、「この曲はいろんな賞を頂きまして、菅田将暉の音楽活動がちょっとずつ浸透してきたんやなっていうのを実感しています。大事な曲です」と、思い入れを語った。
ライブ初パフォーマンスとなる『あいつとその子』なども披露して会場を沸かせつつ、「まだやってない曲がありますんで!」と『さよならエレジー』を熱唱。大盛況のうちに会場を沸かせ、幕を閉じた。
今回、バンドメンバー着用のTシャツは自分たちで染めて、刺繍を入れて制作をしたり、ツアーグッズも菅田のこだわりを詰め込んだりと、ライブパフォーマンス以外にも多くプロデュースに関わっている。また、全4ヶ所5公演を巡る今回のZeppツアーは、約20万の応募の中から抽選を勝ち抜いた約1万人を動員するプレミアムなツアーとなっている。
ライブ開始前には菅田から「こうやってライブをさせて頂けるということに感謝しています。前回より大きな会場でやれること、しかもちゃんとみなさんが来てくれることが純粋な驚きでもあり喜びでもあります。ライブが決まった時は、それだけのものを作らないと、という思いもありましたが、僕らしい、僕じゃなきゃ成り立たないライブにはなっていると思います。そして俳優『菅田将暉』として今年でデビュー10年になります。このツアーは、ずっと応援してくださっているファンのみなさんと節目の年に繋がれる機会であり、かと思えば、純粋に音楽でノリに来たぜっていう新しいファンの方もいると思います。そういう方たちが一つの空間に混在するのが面白いし、楽しみです」と、メッセージも寄せた。
※記事内写真:上飯坂一