舞台『夢王国と眠れる100人の王子様 ~Prince Theater~』(脚本・演出:ますもとたくや)公開ゲネプロが21日、東京・渋谷のAiiA 2.5 Theater Tokyoで開かれ、その仕上がり具合を披露した。
本作は女性向けスマホRPG作品で“夢100”との愛称で親しまれる『夢王国と眠れる100人の王子様』が原作。“王子様との恋”をテーマに夢世界の王国に住む100人以上の王子様との恋を体験することができるという設定が、プレイヤーたちの心を掴み原作は400万ダウンロード超となる人気を誇っている。
ゲネプロ前にはティーガ役・小澤廉、リド役・高崎翔太、サイ役・安達勇人、マッドハッター役・碕理人、フロスト役・吉岡佑が囲み会見を開いた。
初日直前だが小澤は「内容的にコメディチックな部分もあります。チームごとの関係性も現れているシーンがあって、ゆるーいところは思い切りふざけて、関係性のところはハキハキと、メリハリのある演技をやっていきたい」と、抱負を。
見どころへ、小澤は、「ティーガはリドとサイを引っ張っていくというより巻き込んでいくというキャラクター性で、物語が進むうちに反省して、2人のことを考えようって……」と言いかけると、高崎が「あらすじ全部言っちゃってる!」と、ツッコミを入れ小澤は苦笑い。しかも、5人以外のキャラクターでの見どころになった際にも小澤が「チェシャ猫がいろんなことをしでかす……また全部言っちゃった」と、ネタバレ連発にはにかんでいた。
その流れからか吉岡は、「ネタバレになるんですけど(笑)。ティーガ、リド、サイが劇をやるシーンがおもしろくて、そこがシンクロしていて楽しいなって」と、さらりと触れていた。
さらに高崎は「原作では絡んだことのない王子様同士がかけあいがあったり、絆が生まれるのがゲームにない見どころかなって」と、舞台ならではの部分をアピールしたり、吉岡も「3人兄弟の部分をと思っています」とのことだった。
けいこ中へは吉岡が「仲の良いカンパニーで和気あいあいでした」という中でのものだったそうだが、高崎は「台本がすごく原作に忠実で、僕達のキャラ作りも台本に沿ったものですが、割と廉なんかは攻めて、劇中のアドリブはないんですけど、けいこ中からいろいろやってきていて、廉が作り上げた廉のやる意味のあるティーガになっていて、原作を崩さずにしつつ、僕達が舞台でやる意味はどこにあるんだろうという感じでやっていました」と、しっかり役作りもしていたそうだ。
ちなみに、今回の公演では“太陽エンディング”と“月エンディング”という2種類あるそうだが、小澤は「太陽エンディングはとにかく明るいエンディングで、月エンディングは……あぶねぇ~(苦笑)」と、またもネタバレしそうになりつつ「しっとりと格好良く、王子様のようなエンディングになってます」と、アピール。さらに、安達は「踊ってアクションしてなので、楽しみにして頂きたいなと思っていて。すごくキラキラしたものを持って帰って頂けたら」と、“キラキラ”な仕上がりとアピールしていた。
ゲネプロでは、キャストたちが客席に降りてくる演出が多く、距離の近いものに。さらに、殺陣も多くキレのある王子様たちの動きがあったりと目が離せない仕上がりを見せていた。
舞台『夢王国と眠れる100人の王子様 ~Prince Theater~』は21日から25日までAiiA 2.5 Theater Tokyoにて上演!なお、本舞台は2018年1月26日にBlu-ray&DVD化されることも明かされた。
■出演
ティーガ:小澤 廉
リド:高崎翔太
サイ:安達勇人
マッドハッター:碕 理人
キャピタ:鷹松宏一
ハーツ:小林竜之
チェシャ猫:飯山裕太
マーチア:上杉 輝
クロノ:川隅美慎
ドーマウス:高根正樹
フロスト:吉岡 佑
グレイシア:高橋里央
シュニー:山中翔太
青木俊輔 南米仁 原田将司 春山翔 日野敏彦 家田侑樹 仲野りく