俳優・間宮祥太朗(24)、吉村界人(24)、馬場ふみか(22)、入江甚儀(24)、加治将樹(29)、『ロバート』山本博(39)が22日、都内の池袋シネマ・ロサで『劇場版 お前はまだグンマを知らない』(監督:水野格/配給:KATSU-do)初日舞台あいさつを水野監督とともに開き、司会はお笑いタレント・キクチウソツカナイ。(43)が務めた。
漫画家・井田ヒロト氏が『くらげバンチ』(新潮社)で連載中の群馬あるあるを詰め込んだ人気漫画が原作。今年3月には原作を元にしたオリジナルストーリーで深夜ドラマ化された作品の劇場版。謎ばかりの土地グンマに転校してきた高校生・神月紀(間宮)が意図せずしてグンマに「海がない」と発言してしまったことから周囲の逆鱗に触れたり、グンマのライバルであるトチギ、イバラキのヤンキーにまで追われる身に。そんなさなか神月が一目惚れした学校イチの美少女・篠岡京(馬場)との恋の行方まで描かれる青春ギャグコメディーだ。
すでに群馬県では先行して公開となっており間宮は「局地的大ヒットで、ゲリラ豪雨のような作品」というと、水野監督も「空前の大ヒットで4館だけの公開でも3日間で3000人動員しました!」と、その熱狂ぶりを口にし、群馬県出身の山本は「地元では新聞の号外が出たって話ですよ」と、反響を。そして間宮は「全国でみなさんに観てもらえる日が訪れたということで楽しみです」と、全国初日への思いを語った。
撮影しているときの本作への印象へ吉村は、「山の中で撮影していて、股間を出してそこに電球をつけるというシーンがあって、普段そういうことをやらないので緊張しました」と、作品のハチャメチャさ具合を伺わせるコメントが飛び出すと、馬場も、「劇中にパンチラのシーンがあるんですけど、すごく健康的な朝から観れるエロさなんです。パンツの柄も素敵なので注目してほしい」と、こちらもちょっぴり刺激の強いコメントが。
続く山本も「間宮くん、顔芸がすごいんですよ」と、アピールすると、間宮は「監督から言われた通りのことをやったんで」と、涼しい顔で笑いを誘い水野監督も「役者さんたちが体を張って全力で挑んだ映画人なっていますので、とにかく楽しんでもらえれば」と、呼びかけた。
さらに入江は、役を通して驚いたことがあったそうで、「僕はクラス委員の役なので、号令をかけるんですけど、起立、礼、着席じゃなくて、起立、注目、礼というのが印象的で」と、群馬あるあるを披露したり加治もハーゲンダッツネタを明かしつつ、「群馬ってそんな神秘的な何かがあるんだって、自分でセリフ言っててすごいなって」と、しみじみだった。
また、群馬出身というと、タレント・井森美幸(48)でも知られているが、山本はその井森から「『絶対にはずすんじゃないぞ!』と言われています」と、檄が飛んでいることも明かしていた。
最後に間宮から「僕は神奈川出身ですが、この作品を観終わった後に、自分の出身の神奈川を知らなくて知っていかなきゃという気持ちと、自分の地元を熱量を持って話せるということがこの映画の最後のメッセージにも出てくるんですけど、心からそう思います。ただただくだらない映画じゃないぞ!と。その奥には自分の生まれ育った土地への愛があると伝わる映画ですのでよろしくお願います!」と、思いの丈をスピーチ。そこに原作者の井田氏から全員の似顔絵プレゼントがあって一層盛り上がりつつ、場内一体となって起立・注目・礼の号令であいさつをしめくくった。
『劇場版 お前はまだグンマを知らない』は公開中!