フェイクドキュメントドラマ『プロデューサーK #2』舞台あいさつ&ミニライブ付きプレミア上映会が23日、東京・ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場で開かれ俳優・石黒賢、南沢奈央、下野紘、さとう珠緒、『仮面女子』の神谷えりな、前田公輝、森永悠希、柏崎桃子、ゆっこママ、原作者の日向琴子氏が登壇した。
日向氏の実体験を下敷きに描かれたマンガ『ヤセなきゃクビ!人生がけっぷちダイエット』が原作。黒演じるプロデューサーKが作るダイエット番組ができるまでを描いた作品で、昨年にはその第1弾のDVD&ネット配信が好評を博しその続編。今回はさとうと神谷が実名の本人役で出演しダイエットにも挑んでいる。
キャスト陣は客席で一緒に上映を楽しんだ後にステージに登壇。作品へ石黒は「神谷さんも珠緒さんもものすごく痩せられて効果が出ていましたし、ドラマの部分も楽しくやらせていただきました」というと、南沢も「リアルにダイエットを頑張っている姿を見られて、女性が綺麗になっていく姿って見ているとすごく励まされる」と、コメントを寄せる。
作品内では、下野がチームKのキャストとともに熱苦しいまでのナレーションを楽しむことができ、上映でも爆笑する者が続出。これに石黒が「下野さんの熱いシーンも」といえば、南沢も「下野さんが本業をやってくださっていて、熱くて笑っちゃったんです」と、感心していたのだとか。
当の下野は、「パート1でもナレーションをやらせて頂いたんですが、今回は『必殺技を叫ぶくらいの気持ちでやってほしい』と言われてバリエーションを考えながらやってみました。自分の中の必殺技のレパートリーという感じでしたね」と、相当に頑張ったようで、会見中に美容のことが出てきた際にも「ヒマラヤソルト!」など、力の入りまくった絶叫で沸かせる一幕も。
さらに、下野は、「声優という仕事をやっているのでドラマに出演することがなかったので、パート1のときには大変緊張していて。何をどうしたらいいのか分からないくらい緊張していたのをキャスト・スタッフの方たちに優しくして頂いて。パート2でもチームKは楽しい収録現場になったなって。その間に森永くんと前田くんと飲みに行ったりできるようになったりしたので、石黒さんと南沢さんとも飲みに行けたらいいなと思いましたね。みんなと仲良くなれたと思いますし、映像にそれが出てたのでは。ナレーションおかげではっちゃけすぎましたね(苦笑)。でも、苦情がない限りは、パート3があれば血管切れるくらい頑張ろうかなって思っています」と、思いの丈を語った。
続けて、作品を通して実際に痩せた神谷は、「体重だけでいうと50キロあったんですけど、そこから2ヶ月くらいで約6、7キロぐらい」と、美ボディを手に入れたようで、さとうは「始めたときは45キロぐらいだったんですけど、42、43キロぐらいになりました。自分で言うのも何ですけど、ダルダルだったんです。ただ、もう少し痩せられたんですけど、やりすぎると体もしわしわになってしまうので……。人生も体もダルダルでこんなにダイエットをちゃんとやったが初めてでお通じも良くなったんです。ガチンコでやってましたし、いい機会で感謝です」と、ニッコリ。
そんな神谷とさとうへお互いの印象はどうかという質問もされたが、神谷は「ぷんぷんがリアルに見れて嬉しかったです!」と、テンションが上がったそうで、さとうは「キャピキャピした感じなのかと思ったら、ひたむきで純粋で、そんなに頑張らなくていいよというところまで頑張っちゃう子なんです!」と、気に入ったみたいで「どうかよろしくお願いします!」と、神谷の売り込みまでするほどだった。
最後は石黒が「作品で笑ってもらえたりして、やってきたことが多少なりとも合っていたんだなというのを感じました。出演される方は本気で痩せてくれているので、そういった苦労とか体型、見た目は画面に映ると信じていますので、少しでも心が動けばと思っています」と、抱負とともにしめくくった。
その後は神谷の所属する『仮面女子』による3曲のミニライブも行われ、場内も熱気あふれるうちに終演を迎えていた。