米津玄師プロデュースの「パプリカ」を歌う音楽ユニット・Foorinの最年少メンバーとしてブレイク中の新津ちせ(9)が19日、都内で初主演映画『駅までの道をおしえて』(監督:橋本直樹/配給:キュー・テック)の完成披露試写会に共演の笈田ヨシ(86)、坂井真紀(49)、滝藤賢一(42)らとともに出席。「見どころはやっぱり(愛犬の)ルーの名演技。春夏秋冬いろんな風景にルーとの思い出があって、そのキレイな風景をぜひみてほしい」としっかりとPRした。
愛犬・ルーの帰りを待ち続ける少女と、先立った息子との再会を願う老人、それぞれ一人ぼっちのふたりが出逢い、大事な何かを探す旅に出るという物語。
ルーとの特別な絆を劇中で表現するため、撮影終了までの1年強もの間、自宅でルーとの共同生活を送ったという新津は「もともと犬が好きだったけど、犬を飼ったのはルーが初めてで、最初はちょっと緊張して、『待て』とかスムーズに言えなかった。でも一緒に暮らしていくうちに仲良くなって、ルーが私の言うこと聞いてくれて、信頼関係を築けたと思う」としみじみ。そんな新津の友人役を務めた笈田は「新津さんは美人で頭がよくてね。老いらくの恋ではないけど撮影現場では恋に落ちてしまって、ドキドキしながらやっていたよ。とにかく目の力が凄い!素晴らしいお嬢さん」と新津を大絶賛。
一方、新津の両親役を務める滝藤、坂井も「はじめのシーンから9ヶ月後に次のシーンを撮影したが、久しぶりに会ったら(新津が)背が高くなっていたり、顔も大人っぽくなっていたり。さらに立派になっていて驚いた」(坂井)、「撮影の最初に家族3人の時間をもらってその時は人懐っこい感じだったのに、女性ってこんなに変わるもんなんだなと思った。キュートなところから闇を抱えた妖艶な女性になられていて、自分の娘がこうなったらどうしようかと思った!?」(滝藤)とそれぞれ新津の成長をあたたかく見守っていた様子だ。
この日はイベントの途中から作品の主題歌「ここ」を担当したコトリンゴも登場し、ステージ上でナマ歌を披露。間近でコトリンゴの歌声を聴いた新津は「感動した、歌詞が心に響いて泣いちゃいそう」としみじみ。最後のフォトセッションでは作品で共演した柴犬のルー、元保護犬のルースも応援に駆けつけたが、一転笑顔で「やっぱりかわいいな、ルー♪」と再会を喜んでいた。
10月18日公開!