私立恵比寿中学 約3ヶ月の全国ホールツアー幕開け!旅の世界観表現のコンサートに

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私立恵比寿中学 約3ヶ月の全国ホールツアー幕開け!

 “エビ中”の愛称で親しまれているアイドルグループ『私立恵比寿中学』の真山りか、安本彩花、星名美怜、柏木ひなた、小林歌穂、中山莉子が20日、東京・オリンパスホール八王子で全国ホールツアー『私立恵比寿中学ようこそ秋冬ホールツアー2019 ~世界のみなさんおめでとうアイドルって楽しい~』を開幕した。

 今回のツアーは「世界を旅してお祝いする」がテーマ。雄々しいミュージカル調のSEが流れ緞帳(どんちょう)が上がると、船が出航する汽笛を合図に、ステージ上の船首と思しきセットに、黒と金のワンピース衣装をまとったメンバーがステージに姿を見せる。ステージ上方に日本の提灯や灯籠(中華提灯)がステージ上に飾られ、“エビ中船号”の向かう最初の舞台がアジアとアナウンス。

 そして1曲目は『仮契約のシンデレラ』。今年結成10周年という節目にあり、彼女たちの代名詞でもあるメジャーデビューシングルでのオープニングナンバー。そして『ハイタテキ!』『熟女になっても』『YELL』と、エビ中王道のアイドルソングで一気に会場のヴォルテージを高めていく。

 BGMのついた自己紹介に続いて向かった旅先は、星のモチーフが印象的な北米。『金八DANCE MUSIC』『禁断のカルマ』『バタフライエフェクト』でエンターテインすると、インタールードを挟んで、次の目的地EUへ。

 『シンガロン・シンガソン』『元気しかない!』『 I’m your MANAGER!!!』『結ばれた想い』と、新旧楽曲を交えて熱のこもったパフォーマンスが続く。この日MCをはさまないノンストップ・パフォーマンスで会場を盛り上げていたが、『元気しかない!』の途中で柏木ひなたによるツアーテーマの説明がなされ、中山莉子から「曲の途中でツアーテーマの説明するぐらいだめだめじゃん!」と突っ込まれる一幕が。

 旅(コンサート)の中盤には、インタールードに合わせて、黒の衣装からカラフルな制服調の衣装にチェンジ。オリエントなダンスに続いて舞台は中東に移り、『踊るロクデナシ』『曇天』『まっすぐ』とアーティスティックな楽曲で魅せる。

 『頑張ってる途中』からインタールードを経て、いよいよコンサートは終盤へ。ステージ中央の柏木が、大物シンガーのモノマネよろしく「アイドルって楽しい~」とこぶしをきかせて熱唱し、舞台はボーダーレスな世界、『ニューワールド』へ。

 『Lon de Don』『未確認中学生X』『放課後ゲタ箱ロッケンロールMX』『Family Complex』と、アッパーチューンで畳みかけ本編を締めくくった。

 アンコールを含む全22曲、約2時間15分にわたる熱演を終え、この日初の本格的なトークとなり、このツアーで登場した船が、「私立恵比寿中学 クリスマス大学芸会2016『エビ中のオーシャンズガイド』」で登場した<ブリリアント号>であること、またコンサート本編MCの代わりに使用されたインタールードが、世界各地域をイメージして作られ、それに相応しいダンスが用意されたことなどが、メンバーの口から明かされた。

 なおツアーは今後、12月8日の北海道・カナモトホールのファイナル公演まで約3ヶ月にわたって開催、12月11日(水)には今年2枚目となるオリジナルアルバム、「playlist」(6th full Album)の発売が決定している。

 Photo by 中島たくみ

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