『GENERATIONS from EXILE TRIBE』佐野玲於(23)が9日、東京・TOHOシネマズ日本橋で映画『その瞬間、僕は泣きたくなった-CINEMA FIGHTERS project-』(配給:LDH PICTURES)公開記念舞台あいさつを『EXILE』AKIRA(38)、『EXILE』で『FANTASTICS from EXILE TRIBE』佐藤大樹(24)、行定勲監督(51)、洞内広樹監督(34)、井上博貴監督(48)とともに開いた。
詩や音楽などを映画で映像化するプロジェクトで、今回で3回目。オムニバス映画となっており、佐野は洞内監督の『#04 GHOSTING』に、AKIRAは三池崇史監督の『Beautiful』、佐藤は井上監督の『#02 魔女に焦がれて』に出演している。
大坂の劇場で舞台あいさつに立っている小林直己、今市隆二からライブビューイングで中継映像が上映されるなかスタート。そのなかで佐野は「とても可能性が無限にあるプロジェクトで、そこに参加できて嬉しいです」と、あいさつ。
佐野は2009年に事故で死んだ若者・バクが過去の1日に戻れるときいてガールフレンドのメイが亡くなった日に戻り、メイが死にかけている様子を救おうとする……という物語でバク役を演じる。
話が来たときのことへ、佐野は「コンセプトプロデューサーの小竹正人さんからお話を頂いたんです。そこで洞内監督が撮るとお話を頂いたんですけど、顔写真を見たらすっげー怖そうな監督さんだなと思ったんです(笑)。でも、会ってみたらそんなことはなくて、衣装合わせで30分くらい話し込んで。作品の背景や思いをお聞きして、あとは任せたみたいな感じでそこを知ることができたので自分の向き合い方もできあがっていきました。良い現場で素敵な監督に料理してもらったなと思いました」と、流れを。
すると洞内監督は「僕の場合は佐野玲於を撮るというより、佐野玲於という表現者に主体的に表現してもらいたいと思って、どういうことを考えているのか全部話した上で、役のディレクションは佐野玲於に託しました。そうしたら僕の想像していた以上のリアリティーを持ってきてくれました」と、思った以上の手応えがあったと褒めていた。
ほかにも、AKIRAから三池監督の印象が「インパクトのある雰囲気の方」と言いつつも俳優の意見をさまざまに取り入れてくれたということに感謝しつつ「愛をテーマにしたものでしたから、とても温かい、心地いい撮影現場でした」と、楽しげに振り返る。
続けて行定監督は小林へ「彼の純粋さ、ピュアな男ですからね小林直己というのは」と表現すると、小林は「あらためて発見できたこともあります」と、相思相愛な感じを。
さらには、AKIRAが今市の作品を熱く推せば、今市は佐野の作品を推し、佐野はAKIRAを推し「笑顔が素晴らしいDVDが出たら待受に」と呼びかけたり、小林が佐藤を推したりとお互いの健闘を称え合う一幕もあった。
そして佐野から「5作品素敵だなと思う部分と、自分の感じ方ですけど感じ入る部分がいっぱいありました。自分は『GHOSTING』という作品で演じさせて頂いて、少しワクワクする要素があったりとか、なんかこう、人が死に戻りするというファンタジックな世界観を監督が素敵にノスタルジックに描いてくださったのでそこを観て頂きたいですし、この作品の中に少しの過去を思い出したりする要素も入っているので楽しみながら観てもらいたいです」と、アピールしていた。
『その瞬間、僕は泣きたくなった-CINEMA FIGHTERS project-』はTOHOシネマズ日本橋ほか全国公開!