『新しい地図』の稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾らが16日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザで『ParaFes 2019 ~UNLOCK YOURSELF~』に登場した。
日本財団パラリンピックサポートセンター(通称:パラサポ)が開催。ParaFesは、パラスポーツの普及啓発を通じインクルーシブ社会の実現を目指すライブエンターテインメントイベント。4回目となる今回は過去最高となる6400人の観客が集まるなか、「応援」をテーマに開催された。
海外でも活躍するYamatoによるDJパフォーマンスで開幕となり、リオ2016パラリンピック閉会式に出演した大前光市氏らダイバーシティな構成のパフォーマーによる「応援」をテーマにしたオープニングアクトで会場とステージが一体に。
会場が温まったところで、パラサポスペシャルサポーターの稲垣、草なぎ、香取が登場。山脇康パラサポ会長が「たくさんの方にご参加頂きありがとうございます。東京2020パラリンピックまであと283日。みんなで大いに盛り上げて1人1人が活躍できるインクルーシブな社会を一緒に作っていきましょう」とあいさつし、国際パラリンピック委員会(IPC)会長アンドリュー・パーソンズ氏がビデオメッセージで開会を宣言があった。
東京2020パラリンピックで実施される22競技の中から、アーチェリー、5人制サッカー(ブラインドサッカー)、パワーリフティングをフィーチャーし、稲垣、草なぎ、香取がナビゲート。東京2020パラリンピック内定選手らパラアスリートが、競技会場とは違うステージングの施された舞台でデモンストレーションを披露し、アーチェリーのデモンストレーションに稲垣は「すごい!僕の心の的も射抜かれてしまいました。10点です!」と、魅了される一幕もあり、会場は応援の大歓声と手拍子で熱気にあふれた。
続けて、障がいのあるアーティストたちによるUNLOCK LIVEがスタート。全盲の中学生シンガーわたなべちひろ氏、全盲の中学生ドラマー・酒井響希氏、リオ2016パラリンピック閉会式でパフォーマンスを披露した両腕のないブラジル人ピアニスト兼ギタリストのジョナタ・バストス氏(Johnatha Bastos)がコラボ。さらに、女性ボーカルグループ『Little Glee Monster』も加わり『ECHO』を熱唱。ラストはパフォーマーも登場し、壮大な『This Is Me』のパフォーマンスとなった。
SPECIAL LIVEには『ウルフルズ』が登場。数々のヒット曲を歌い上げ、迫力のステージを披露。ラストの『ガッツだぜ!!』で観客と一緒に大盛り上がり、大歓声の中グランドフィナーレへ突入。アスリートとアーティストが稲垣、草なぎ、香取と一緒にパラスポーツ応援ソング『雨あがりのステップ』を披露した。香取が 「あと283日。あっという間かもしれませんが、きょう感じたパラスポーツの素晴らしさを周りにも伝えてもらって、東京2020パラリンピックに向けてみなさん一緒に盛り上げましょう!」と、呼びかけし大盛況のうちに幕を閉じた。