俳優・星野源が31日、東京国際フォーラム ホールDで『連続ドラマ W プラージュ ~訳ありばかりのシェアハウス~』完成披露試写会を石田ゆり子、仲里依紗、眞島秀和、中村ゆり、スガ シカオ、吉田康弘監督が登壇した。
作家・誉田哲也氏の小説が原作。恋に破れやけ酒の末、覚せい剤を打たれてしまい「前科者」となって、恋も仕事も失ってシェアハウスに辿り着いたノーテンキな男・吉村貴生(星野)。そのシェアハウス『プラージュ』では、不器用ながらも懸命に生きて行こうとする住人たちに、過去からの黒い影が忍び寄っていく……。
上映後に豪華7人のキャストが登壇。星野は「オファーが去年の夏ごろだったんですが、きのう完成版を観ました。貴生はおバカな感じです。いろんな人に触れ合ってどう変わっていくのかを観てもらえれば」と、アピール。仲は、「美羽という役を演じているときは結構つらい時期もあったんですけど、きのう全部観ていろんなものがこみ上げてくるものがあって」と、感慨深げだった。
作品が罪について扱っているということで、自身が過去に犯した言える範囲での罪を告白することになり星野は、「最近罪だなと思いつつ、なかなか守れないものは締め切りを守らなくなりました。今年は『無理をしない』という目標なんですけどそれが締め切りに来ているんです。締切は守らないことを見越して少し早くなっているというのが分かる年になってしまって。それで、『1週間くらい大丈夫っしょ』と。文筆的なところとか曲の締め切りとか守らないっすね。最終的に迷惑はかけないという点は守りたい。人が怒らない、かわいげのある締め切りを守らないというところで」と、デッドラインを見ながらだそうで、「楽をして生きていきたいですね」と、しみじみだった。
ちなみに本作はスガが初めて俳優に挑戦した作品となっており、中村をはじめ、石田、星野とその演技へ「素敵」と好評。石田が撮影中のエピソードとして「『カメラの位置で芝居は変えたほうがいいですか石田ゆり子さん』って言ってて」と、暴露するとこれにスガは頭を抱えて、「もうやめて(苦笑)」とはにかんでいたが、星野へは「源ちゃん脱いでますから!すごいですよ!俺、源ちゃんの裸初めて見ました」と、“逆襲”することも。そんなスガだったが、「2とかありましたらぜひ!呼んで頂けたらは張り切ってやります!」と、意欲を見せていた。
最後に見どころとして、星野から「思ったよりコメディーが強いなって。でも、2話の中村さんのお弁当屋さんのシーンは素晴らしいですし、話を追うごとにすごくなっていって、4話の冒頭はヤバイですよ!すごいんですよ!仲さんの……」と、興奮のあまりネタばらししそうになりながら、「言えないですよね。とにかくWOWOWでしかこれはできないぞというショットですよ!」と熱弁。「さまざまなエンターテインメントの魅力があって、本当に魅力的なみなさんで、後悔したり希望を持ったりしています」と、PRしていた。
『連続ドラマ W プラージュ ~訳ありばかりのシェアハウス~』はWOWOWプライムにて8月12日午後10時より全5話で放送!