声優&アイドルグループ『i☆Ris』の山北早紀、芹澤優、茜屋日海夏、若井友希、久保田未夢、澁谷梓希が24日、神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホールで『i☆Ris 7th Anniversary Live ~七福万来~』を開き、満員の観客たちと一緒に7周年を全19曲で駆け抜けた。
『i☆Ris(アイリス)』とは声優とアイドルの活動の両立を目指すことをコンセプトに、エイベックス・グループと81プロデュース共同オーディションで2012年に選ばれた6人で結成。2014年からはTVアニメ『プリパラ』の主要キャストをメンバー全員が務め、初の日本武道館公演も成功させた。今年も全国ライブツアー『i☆Ris 5th Live Tour 2019 ~FEVER~』を開催し、その千秋楽公演でパシフィコ横浜 国立大ホールでのライブ開催を発表、チケット完売の御礼満員5000人を前にライブに臨む。
発表以降、約半年間「もっともっとレベルアップした姿でステージに立ちたい」と上を目指して走り続けてきたメンバーたち。そんなひたむきな姿が多くのファンに届き今回のライブはタイトルでもある『七福万来』の通り、“たくさんの『福』を届けること”がテーマ。本公演の随所に、『七福万来』にふさわしい要素が散りばめられ、チャイナ風のセット、BGMに場内が熱気であふれる中、モニターにはチャイナ服をまとったメンバーが順番に映し出される。
大きな歓声に包まれる中、メンバーがまるでモニターから飛び出して来たかのようなチャイナ風の衣装を身にまとって登場。『Ready Smile!!』 から幕が上がると、ライブでは初披露となる最新シングル『FANTASTIC ILLUSION』『幻想曲WONDERLAND』と3曲立て続けにアップテンポなナンバーを披露し、MCに突入。久保田が「こんなにかわいいセットと衣装で1回しかないなんてもったいない!みんなしっかり見ていってね」と呼びかける。
続いては『DIVE TO LIVE』で扇子を使ったダンスパフォーマンスと観客とのコール&レスポンスに、会場のボルテージが一気に上昇すると、『ドリームパレード』、ライブでは久々の披露となった『徒太陽』、『§Rainbow』ハッピーでパワフルな楽曲を続ける。
山北からは、「ここからはi☆Risの違う一面を…“ダシ”のような曲を披露します」と宣言すると、会場の雰囲気は一転。青いライトに包まれるなか、茜屋、芹澤が声優としても出演したTVアニメ『魔法少女サイト』OPテーマ『Changing point』で観客を惹き込む。そのままライブ初披露となる『泡沫の光』を見事なハーモニーで魅せ、日本武道館公演以来となる『Defy the fate』、『Endless Notes』とバラードナンバーで高い歌唱力を会場いっぱいに響かせた。
再び場内が一転。モニターから雨音が流れると、メンバーが傘を持って登場。『YuRuYuRuハッピーデイズ』で傘を持ちながら可愛くパフォーマンスを決め、「鉄腕ガール」では芹澤が「今夜くらいセリコを見て」と歌詞の一部を言い換えるシーンも。
そして若井の「最高に声だせますかー!!」の掛け声とともにラストスパートに突入。『七福万来』に因んで2頭のパンダが登場し、会場をさらに盛り上げると、『アルティメット☆MAGIC』、キラーチューンの『Make it!!』『ミラクル☆パラダイス』と、激しいダンスが続く楽曲を全力パフォーマンス。ユニットとしてのパフォーマン力の高さを存分にみせつけ本編の幕が閉じた。
本編終了後、澁谷が制作したスペシャルムービーが映し出される。メンバーから「懐かしい曲を歌ってないよね?」「1stシングルの曲は?」との問いかけに、会場は一致団結。ファンからの「『olor』のコールとともにアンコールが。山北が「ここにいる全てのみんなへ届けたい曲」とし紹介し、『Thank you forever!』を披露すると、 “君と出会えた奇跡 大切に胸に抱いてゆこう”と心情にリンクするような歌詞に山北・澁谷が涙する一幕も。
そんな感動の中、約2年半ぶりとなるアルバムのリリース。さらに、2020年4月より全国8会場15公演で行われる『i☆Ris 6th Live Tour 2020 (仮)』の開催が決定。中国公演も行われることも発表され、会場は歓喜の声で包まれた。アルバムへ「どんなアルバムになるんだろう」とメンバーも待ちきれない様子に期待が高まっていく。そこに、サプライズとして、『i☆Ris』の本気を見せる全力バラエティ、ニコニコチャンネル独占番組『ガチ! i☆Ris』がスタートすることも発表された。
ラストCMで、澁谷は「メンバー変わらず7年間続けられるってすごいこと。このメンバーで良かった」、久保田も「会場のみんなも『i☆Ris』が好きだと思うけど、久保田はみんなに負けないくらい『i☆Ris』が好き」とメンバーへの感謝を語ると、若井が思わず涙。
そんな若井が「6人みんなの力で、この会場にみなさんを連れてこれたと思う。もっと良い景色を見せたい」と語ると、茜屋も「まだ7年。もっと長く続けていきたい。私達についてきてください!」と、呼びかける。芹澤は「この6人でなら自信をもって、集まったファンを1人残らず楽しませられる。背中を合わせられるのはこの6人!」とあらためて6人の絆を語り、最後にリーダーの山北も「6人でこの景色を永遠に見せ続けていきたい」と、それぞれがそれぞれに信頼を寄せている様子を伺わせ、『Happy New World☆』をパフォーマンスして終演を迎えていた。
■セットリスト
M1:Ready Smile!!
M2:FANTASTIC ILLUSION
M3:幻想曲WONDERLAND
M4:DIVE TO LIVE
M5:ドリームパレード
M6:徒太陽
M7:§Rainbow
M8:Changing point
M9:泡沫の光
M10:Defy the fate
M11 Endless Notes
M12:YuRuYuRuハッピーデイズ
M13:鉄腕ガール
M14:アルティメット☆ MAGIC
M15: Make it!
M16:ミラクル☆パラダイス
EN1:Color
EN2:Thank you forever!
EN3:Happy New World☆
※Photographs 上山陽介 木村泰之
※初稿にてタイトルに事実と違う間違いがありました。お詫びして訂正致します。
※i☆Ris過去記事
・i☆Ris芹澤優 日本武道館公演以降の本音吐露でパシフィコ横浜公演決まり「押せるときに押してくれっ!」【スピーチ全文付きライブレポート】
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