女優・松たか子(42)、神田沙也加(33)が2日、東京・TOHOシネマズ日比谷で映画『アナと雪の女王2』(監督:ジェニファー・リー/配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン)大ヒット記念イベントに登場した。
2013年に公開され日本に“Let It Go”旋風を巻き起こした『アナと雪の女王』の続編が11月22日より公開。初週末3日間の興行収入は19億4205万円、観客動員は145万人とロケットスタートを決め、今月1日には興行収入8億4650万円、動員79万人を動員したりと、興行収入・動員ともに2019年公開作品およびディズニー史上No1と記録も打ち立てている。松はエルサ役、神田はアナ役の吹き替えを担当しており、2人が同じ壇上にそろう『アナと雪の女王2』イベントはこれが初となる。
2人はそれぞれ演じているキャラクターを意識した衣装で登場。6年の歳月を経ての公開へ松は、「楽しみに待って頂いてシンプルに嬉しいです」とメッセージを寄せれば神田も「とにかく感謝ですよね。それと、いま松さんと一緒にこの場に立っていられることも嬉しいです。イベントでも1人で出演させて頂くことが多かったので」と、松と一緒が嬉しいという。
すると松が、「私たち公開前に観られなくて、先程、一緒に映画館に2人で観に行って。観ていない状況でこの場に立つのも失礼だと思いまして」というと神田もうなずきながら「待ち合わせして一緒に行かせて頂きました」と、劇中のエルサとアナのような仲の良さを感じさせるエピソードを。
アフレコでもその仲の良さは出ていたようで、「沙也加ちゃんがアナの曲を聴いた後にエルサの曲も聴いたらしくて、連絡をくれたんです。そうしたら、『大変なことになってます!(エルサ役の)イディナ・メンゼルさん(の歌唱)が限界に挑戦したらしい!』と連絡がきて」と、テンションの高いやりとりをしていたといい、神田も「節目節目で、連絡を“姉さん”と取らせて頂いていました」と、2人で顔を合わせて笑い合っていた。
そんな楽曲へは、松は、「パワフルなナンバーが多くて楽曲の中にほんの少しの寂しさとかもあって。冬の光景プラス、どこか物悲しいような、影のキャラクターが出演しているぶん、カラッとしているという感じではない、ムードが漂っているのも、みなさんが楽しんでいただいている要素の1つになっているのかなって思います」と、感じたことを伝えるとともに「終始タフなナンバーをそれでも創り出すんだなと言うスタッフさんたちの絞り出して絞り出してという情熱を感じました。できるとかできないというより、やらないといけないという気持ちを感じました」と、スタッフの苦労も偲んでいた。
ほかにも、作品にかけて1歩踏み出したいことはないかとの問いかけに、神田は、「一人っ子なので、よく1人で飲食店とかにでかけちゃうんです。それで、1人東京ディズニーリゾートというのをやってみたくて、どこまで1人でエンジョイできるかというのをやってみたい」というと、松は「沙也加ちゃんみたいに、どんなことを聞かれても慌てない心を身に着けたいです。落ち着いていると言われることもありますけど、何も考えてないことをごまかしているだけなんです。沙也加ちゃんがすごいから、そこを見習いたい」と羨み、神田はこれに恐縮といったようにはにかんでいた。
そして松から、「この作品で沙也加ちゃんをはじめいろんな人との出会いをくれました。今回で完結といわれていますが、アナとエルサがスタート地点に立ったんだと思っています。アナとエルサを温かく見守ってもらえれば」と、呼びかけ神田は「きょうは隣に終始松さんがいて温かいなぁ、心強いなぁと感じていました。アナも私と同じことを思っているような描写があります。人と人との結びつき、大事な人たちと一緒にいられて嬉しくて、自分の中でとても大切なアナというパートナーと出会えた気持ちがしています。とっても貴重な体験をさせて頂きました」と、感慨深げにメッセージを寄せていた。
映画『アナと雪の女王2』は公開中!