ギタリスト・MIYAVIが18日、東京・Zepp DiverCity TokyoでLDH JAPANへ移籍することを発表した。
MIYAVIは、エレクトリックギターをピックを使わずにすべて指で弾く独自の“スラップ奏法”で世界中の注目を集めるギタリストとして知られている。2002年にソロ活動を開始し、06年からは海外を視野に入れた活動を展開。これまでに約30ヶ国350公演以上のライブとともに、7度のワールドツアーを成功させるなど、ワールドワイドな活動をしていることで知られている。
会見でLDH JAPANへ移籍した理由へ、「独立して丸十年、いろいろな人に支えながらも手弁当で世界中を駆け巡ってきて、正直なところ、ずっと仲間が欲しいと思っていました。そんな中、『EXILE』HIROさんと出会って、ダンサーとしてちゃんと飯を食べて、ダンサーにスポットライトを当てて、1つの道にするという姿勢に大きな感銘を受けました。また、仲間との団結を重んじる、リーダーとしてのあり方にも共鳴しました。日本人として、本気で海外展開を狙っている彼らとタッグを組んで、世界をロックしたいです」と、回答。
さらに、LDHの音楽へは、「結局のところ、人の心にどう届けられるかが大切。LDHのアーティストは音だけではなく、ダンスや映像も含めて表現しているところに力があると思います。J-POPにどんな可能性があるのかを追求していて、フィジカルな部分、全身で表現するという意味で、僕の音楽とも親和性が高いはず」と、シンパシーを感じているそうだ。
会見には『EXILE』AKIRAもサプライズで登場。MIYAVIのLDH加入に、「日本人の魂を持って、1人で世界に勝負している数少ない存在なので、ずっと刺激を受けてきました。MIYAVIくんが入ると聞いた時は、めちゃくちゃわくわくしました。メイド・イン・ジャパンの精神で、一緒にLDH流のエンタテインメントを作っていけたら」と、歓迎した。
ほかにもEXILE TRIBEとの共演の可能性はないかとの質問に、MIYAVIは「もちろん、言ってもらえればいつでも。乱入するのは得意なので(笑)」と笑顔で語り、AKIRAは「すでに『EXILE』SHOKICHIとのコラボは実現しているし、ほかにも楽曲制作におけるコラボとか、いろいろとやっていくと思います」とのこと。
さらに、MIYAVIは「LDHは音楽だけではなく、芝居、飲食、アパレル、農業、そして学校までやっている総合エンタテインメント企業。僕はUNHCR親善大使として難民キャンプを訪問していて、教育にも興味があるので、そういう部分でも力になれれば」と、音楽以外でも幅広く活動していくようだった。
正式に加入するのは2020年とのこと。「来年はオリンピックもあるし、世界中から多くの人がやってきます。日本人1人1人がどれだけ本気になって、自分の信じていることをやれるかが大切だと思います。いま、世界中でアジアへの注目度は上がっていて、5年前、10年前とは比較にならないほど追い風が吹いていると感じています。LDHの方々とメンタリティやクリエイションを共鳴させて、自分たちの想いを音に変えて届けたいです」と、気持ちを語った。