お笑いコンビ『和牛』の水田信二(39)と川西賢志郎(35)が22日、東京・六本木ヒルズアリーナで『M-1グランプリ』敗者復活戦に臨んだ。
同日に開催される漫才日本一を決める『M-1グランプリ』決勝戦。すでに9組の出場組は決まっているが、最後の1組を準決勝で敗退した16組『アインシュタイン』、『マヂカルラブリー』、『ダイタク』、『くらげ』、『セルライトスパ』、『ラランド』、『天竺鼠』、『錦鯉』、『カミナリ』、『東京ホテイソン』、『ロングコートダディ』、『四千頭身』、『ミキ』、『囲碁将棋』、『トム・ブラウン』、『和牛』が最後の1組を争うこととなる。
今年の『M-1グランプリ』決勝戦進出組は9組中、7組が初出場とフレッシュな顔ぶれが並んだが、逆にいえばこれまで決勝に残っていた常連組が多数落選となった。それだけに、今回の敗者復活戦には決勝進出したことのある5組が入っており激戦を伺わせ、会場は開始前から熱気にあふれることとなった。
まずは、お笑いコンビ『イシバシハザマ』の前説で場内の空気を温め、敗者復活戦から奇跡の『M-1グランプリ』優勝を掴み取ったコンビなどのアバンVTRが放送された。
ネタ見せは、事前の抽選により決定。トップバッターはお笑いコンビ『カミナリ』が務めるなか、『和牛』は4番手で登場。不動産屋とそのお客のネタとなり、序盤から安定した笑いをとっていたが、終盤に行くに従い、大きな笑いへつながるものとなり、場内を熱くさせた。
ネタを終えて、水田は楽屋の中継で「お客さんと相方は楽しませたと思います」と、感想を寄せていた。
そして午後6時34分から『M-1グランプリ』がスタート。今回、笑神籤(えみくじ)で敗者復活が引かれた瞬間に、どの組が敗者復活するのかが発表されるというシステムとなっており、一同緊張の面持ちといった様子。
そんななか午後7時40分すぎ、3組目に敗者復活組のくじが引かれる。司会の今田耕司から敗者復活した組は『和牛』の名前がコール。4年連続の決勝進出を決め水田は「今年こそチャンピオンになりたいと思いまーす!」と、笑みを見せた。
決勝では、敗者復活の際にも見せた、引っ越しの部屋選びネタを再び披露することとなった。ネタを終え、水田は「忘れ物をとりにきました。やっぱり楽しいですね。2本目もやれたらいいなと思います」と、出し切った表情。川西は「わけがわからんまんまに、この場に立ってます」と、心情を。
そして結果、7人の審査員から合計652点をマーク。審査員の講評となり96点をつけた『ナイツ』の塙は「また新しいネタで進化しているというか。型がないところ、いろんなことを毎年やるのが魅力。『かまいたち』も良かったですけど、プラス1点で『和牛』、これからの出場者が大変かなって思います」と感想を。
92点をつけたオール巨人は「前半心配しましたけど後半に来て最後は持っていく安心感がありました」といい、96点をつけた立川志らくは「去年より肩の力が抜けていて切れ味を感じました。去年の決勝より面白く思えた」と、感想を。92点をつけた松本人志はパターンに行かずに変化があったところを評価し、「きっちり変えてきて、なんかやっぱり見事ですよね。ご飯ほしくなりましたね」と、“和牛”にかけたコメントで水田は「そのコメントが欲しかったんです」と、切り返して笑いを誘っていた。
※追記にともない初稿タイトル「和牛「M-1グランプリ」敗者復活戦に登場で水田信二「お客さんと相方は楽しませたと思います」!4番手でネタ見せる」から変更しました。
※結果記事
・ミルクボーイ 霜降り明星の優勝が奮起のきっかけ!“トリオ”の“リターン漫才”でM-1グランプリ優勝
・和牛4年連続のM-1グランプリ最終ラウンド進出はならず!水田信二 瞳に涙光らせボケ披露や上沼恵美子から檄飛ばされる【決勝戦写真あり】