TVアニメ『織田シナモン信長』先行上映イベントが28日、東京・新宿ピカデリーで開かれ織田シナモン信長役・堀内犬友、伊達ブー政宗役の犬川登志夫、武田ラッキー信玄役の犬田哲章、尾田市子役の熊田茜音、三津秀人役の七海ひろきが登場した。
漫画家・目黒川うな氏が月刊コミックゼノンにて2014年より連載中の人気漫画が原作。群雄割拠の戦国時代に覇王と呼ばれた織田信長が、現代の日本に蘇ったその姿は、なんと柴犬。愛嬌満点のルックス、ただし中の人は戦国武将という大いなるギャップを抱えた多種多様な犬たちが登場する、究極のギャップに癒される異色コメディ。本作は堀内犬友、犬川登志夫、犬田哲章、杉田直司といった謎の新人声優が次々起用されていることでも話題となっている。
本編の第1話・2話上映終了後、「ドウモミナサン、コンバンハ~!」と第2話で宣教師役として出演した高橋伸也が、MCとして宣教師の衣装を来て登場。そして、キャスト陣が大きな拍手で迎えられ、冒頭のあいさつで堀内は「大型新人声優として大役を務めさせていただきましたが、宣教師には負けません!」と、MCの高橋にライバル心をいきなり吐露し、笑いを誘うことに。
第1話と2話の感想へ、堀内は「実は、初回のアフレコは緊張しました。みなさんの圧がすごかったので、気合を入れて声を張って演技をしましたが、逆にみなさんは引きの演技をしてくれたので『やるな!おぬし!』と思いました。武将と犬を演じるときのメリハリが流石で、完成を見て感動しました」と、自信を見せる。
続けて、犬川は「とにかく緊張しました。みなさん演技講師をされている方ばかりで
すし、みなさんのバランスにどうしたら合うかをとても考えました。(本編を観て)絶対ヒットすると思いませんか?」と作品の完成に自信をのぞかせる一方、「きょう来た方は、この作品の犬伝(宣伝)に努めて頂けますよう、心からお願い申し上げます」と、観客に呼びかけた。
熊田は「同じアフレコブースに入ることに緊張しすぎて、自分だけしゅんと小さくなっていましが、でもみなさん本当に優しくて、楽しい雰囲気を作ってくださったので、とても楽しく演じさせていただくことができました」と、嬉しそうに話し、今回の配役について尋ねられると、犬川は「伊達政宗は元々好きなのですが、収録前からフレンチブルドッグのグッズを集めて始めて、今はたくさんグッズがあります。僕はブーちゃんの役で本当に良かったです」と話し、犬川のフレンチブルドッグ大好きエピソードが明らかに。
犬田は「ラッキーは可愛いのに、パンティ占いが大好きで、本性が3話以降も出てきますので、それもまたみどころです」と今後の展開に期待感を高めていた。アフレコ現場で印象に残ったことを聞かれた熊田は、「シナモンの足をクンクンする演技が全然できなくて、犬友さんが実際に演じてみせてくださったんです。そのように演じたら出来るようになって、その場でアドバイスをくださる先輩方に囲まれていて幸せだなと思いました」と、心温まるエピソードに、犬川がすかさず「恐るべき新人ですね!」と、ツッコミを入れ会場の笑いを誘った。
七海は「本当に温かい現場で、ご飯を食べているときに犬友さんがゴルフボールのお菓子の話をしていた翌週には、そのお菓子がスタッフさんから差し入れがあって。何気ない会話だったのですが、そういった思いやりで素敵な環境を作ってくださっているスタッフさんに有り難いなと思いました」と、感想を寄せていた。
エンディングテーマ『犬性は一度きり』で、歌唱した犬田は開口一番、「いやーこれまたひどくてね!」と切り出すと大爆笑。「なんてキーの高い歌だ!俺のキーじゃないと思いまして、現場で処理してくれると思ったら、ずっと高いままなの」とクレーム(?)に対し、犬川から「最初に聞かれたでしょ!?」と押し問答があり、堀内が収めるように「ラップが難しかったよね。作詞作曲がSEAMOさんで、自由気ままに行ってください!ノリで行ってください!と言ってくださったこともあり、何度か歌ってるうちに楽しくなってきて、最終的にはノリノリな感じに仕上がったと思います」とのことだった。
そんな3人の話を受け、MCの高橋が「その曲聴いてみたいと思いませんかー!?」と、客席に向かって聞くと大きな拍手が送られ、なんと本イベントにてエンディングテーマ『犬生は一度きり』が初解禁。観客が楽曲に聴き入る中、高橋が「本日はここまでー!」と楽曲の半ばで、強引にストップをかけると、もっと聴きたいキャスト一同、そして客席からもブーイングが発生。犬田もその雰囲気に乗じて「ここから俺の出番なのになんで止めるんだよ!(笑)」という抗議に会場からは笑いが飛び交っていた。
さらに、CD化も発表され、合いの手にはジュリアン(杉田直司)、ギルバート(櫻犬孝宏)、チャーリー(犬上和彦)、マルタロウ(鈴村犬一)が参加していることも明かされていた。
最後に七海は、「毎週絶対に笑える、そして温かい気持ちで床につける作品になっておりますので、みなさんぜひ周りの方に勧めていただけると嬉しいです」と話すと、犬田は「堀内犬友の代表作になると信じていますし、そう感じています」と、期待を。
堀内は「高橋監督含め、チーム一丸となって作っていきましょうという温度感がすごく伝わってくる作品です。感謝と優しさに包まれているので、やるだけのことはやりました」と、自信を持って話し、「わたしたち、みんなで“ワン”チームです!」と心強い一言でイベントは幕を締をおろした。
TVアニメ『織田シナモン信長』は、 2020年1月10日(金)深夜1時23分よりテレビ東京ほかにて放送開始!