2.5次元舞台の作品のキャラクターたちが集結する大晦日のステージ『STAGE FES 2019-2020』が12月31日、埼玉・大宮ソニックシティで開催。会場には満員の観客が集まるとともに、ライブビューイングとニコニコ生放送での生配信もあり、計7万5000人が楽しむこととなった。
『STAGE FES』は今年で3回目の開催。舞台・ミュージカルのキャスト陣が集結するスペシャルイベントで、チケットは昨年に引き続き即完売。2部の模様が全国20館でライブビューイングされるものとなった。
オープニング映像にて登場作品が紹介されると、観客からは作品ごとに黄色い歓声があがり、イベント開始までのカウントダウンで、会場はさっそく1つになる。
トップバッターとして登場した、舞台『KING OF PRISM -Shiny Rose Stars-』(略称:舞台キンプリ)は1曲目から『HEAVENLY RUSH!』でエンジン全開!続いて『pride』のイントロが流れると、誰もが知る名曲と言うこともあり、会場は大きな歓声に包まれた。『SHOWCASE NIGHT』では、舞台キンプリの新キャストで、アニメにて同役の声優も務める池袋エィス役・小林竜之が、一部に引き続きサプライズ出演。小林は「今日サプライズゲストとして出演させて頂けて、とても嬉しいです。2月からの公演でもアニメ同様たくさんの煌めきをみなさんにお届けできるよう頑張ります!」と、役への意気込みを語った。さらに、二部では2月20日からのTOKYO DOME CITY HALLでの上演に向けて、本作のメインビジュアルが発表されたり、追加キャストとして黒川冷役・及川洸の出演も発表されると、客席からは大きな歓声が。最後に、全員でキンプリライブでの定番曲『ドラマチックLOVE』『Shiny Heart Beat』を披露し、会場を大いに盛り上げた。
熱気溢れる会場のテンションをそのままに、“松ステ”こと舞台『おそ松さん on STAGE ~SIX MEN’S SHOW TIME 3~』。フェスには、夜の部からの参加と言うことで、会場がさらにヒートアップする中、6つ子が『JOBLESS!!!!!!』を披露。6つ子は来年喜劇『おそ松さん 其の2』の上演が決定していたり、2月22日千葉・幕張メッセでのイベントホールを手始めに来年3都市10公演の全国2nd LIVEツアー『FANTASTIC ECSTASY』を控えるF6が『Fo6ow Your Dreams!!!!!!』『Forever 6ock You』を歌い上げ、最後は、12人全員で『SIX FAME FACES ~年越しも最高!!!!!!~』をステフェススペシャルver.で歌唱し、松ステならではのアドリブ満載パフォーマンスで客席は笑顔にあふれ、おそ松役・高崎翔太は「今日は12対2500の合コンだと思ってま~す!」と叫び、観客の笑いを誘った。
3組目はステフェス初参戦の『KYOTO SAMURAI BOYS』(略称:KSB)。 KYOTO SAMURAI THEATERにて、メンバー18人から各回9人が、毎日公演を行っているKSBだが、本日はステフェスのために初めてメンバー18人全員が同時にステージに登壇。『侍Brotherhood』ではアクロバット技連発の圧巻のステージを見せ観客を惹きつける。続くトークコーナーでは泰江が「いつもとは違う18人バージョンのライブを楽しんでいただけたらと思います!僕たちのことを覚えて帰っていってください!」と呼びかけ。続いて、先日初披露されたばかりの『咲螺-サクラ-』をしっとり力強く歌い上げ、最後に『Players』で再び会場を熱く盛り上げた。
ミュージカル『スタミュ』(略称:スタミュミュ)からはteam鳳・team楪・team漣のメンバーが登場。全員で『STELLAR TRAIL』を歌唱。『スタッカート・マーチ』『天下の花』『By Your Side』『Storytellers」「Ready→Steady→Dream!』と、次々と衣装チェンジを繰り返しながら、すべて異なる衣装で楽曲が披露された。その圧巻の演出に、キャストが登場する度に、客席からは大きな歓声が上がった。続いて、team楪・team漣によって、『ミス★キャスティング』が初歌唱された。スタミュ本公演でも聞けなかった、ここだけのパフォーマンスと言うことで、会場は大盛り上がり。星谷悠太役・杉江大志が「オレたちからの『ありがとう』をいっぱいをこめて、最高のステージを!」と最後の曲『ホリゾント』へ繋いだ。
MANKAI STAGE『A3!』~AUTUMN 2020~(略称:エーステ)は、トークから。サプライズにて登場した迫田ケン役・田内季宇が客席を駆け回り、“アニキ”こと古市左京役・藤田玲を探す。歌唱は、本公演同様『MANKAI STAGE!!!!!』から。歌い終わると、万里と十座の喧嘩をなだめる周囲といった秋組らしいやり取りを経て、現在MVが公式サイトで公開中の新曲「スパイラル エモーション」を初披露。新曲の歌唱に、会場が大きく盛り上がる中、「俺っち、お客さんとのコール&レスポンスやってみたかったんスよ!」という七尾太一役・赤澤遼太郎が、客席にむかって「秋組ー!」と投げかけると、会場中の全員が声を合わせ「大好きー!」と応えた。そして、エーステ初となるライブ「MANKAI STAGE『A3!』~Four Seasons LIVE 2020~」が9月に開催されることが発表!客席からはこの日1番となる歓声があがった。最後に「The Show Must
Go On!」の歌唱で幸せ満開でステージを締めくくった。秋組単独公演は1月18日(土)より品川プリンスホテル ステラボールにて上演予定となっている。
そしていよいよ2020年へのカウントダウンへ。客席もステージも一体となって、会場中の全員が大きな声でカウントダウン!新年を迎えるとともにSTAGE FESスペシャルメドレーがスタート。『ドラマチックLOVE」「Forever 6ock You』、『SIX FAME FACES ~年越しも最高!!!!!!~』、『侍Brotherhood』、『STELLAR TRAIL』、『The Show Must Go On!』からなるメドレーでは、総勢57人の出演キャストがステージを縦横無尽に駆け回り、新年を祝う盛大なステージとなった。
最後のあいさつで、星谷悠太役・杉江大志は「とってもとっても楽しくて最高の年末になりました!」、福澤侑は「僕らは活動を始めて半年くらいなのですが、来年はもっとレベルアップした姿をお見せしたいと思っています!これからも応援お願いします!」、 一条シン役・橋本祥平は「舞
台キンプリは3回目の出場でしたが、みんなこの日をすごく楽しみにしてました。本当に幸せでした!」、 おそ松役・高崎翔太は「最高の年越しでしたね~!僕たちとしては、来年も公演をやりますので、楽しみにしていてください!」、 摂津万里役・水江健太は「みんないっぱい声出してくれてありがとな。俺も大好きだぜ」 とそれぞれコメント。新年の始まりと共に、イベントは幕を下ろした。
この様子を収めたBlu-ray&DVDは、2020年4月17日(金)に発売。カウントダウンを含む「二部」の模様に加え、特典映像としてここでしか見ることのできない当日のバックステージ映像なども収録予定となっている。